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急性白血病に打ち勝ったJリーガー・早川史哉さん『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』が期間限定で全文無料公開

早川史哉さん著『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』

早川史哉さん著『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』

徳間書店は、昨年10月の刊行から大きな話題となり、その後も続々重版を続ける、サッカーJ2リーグ「アルビレックス新潟」ディフェンダー・早川史哉選手が、自身が患った急性白血病の闘病生活、サッカー、そして仲間への思いを綴った初の著書『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』の電子書籍版を、早川さんの意向により期間限定で全文無料公開中(5月7日まで)です。

 

アルビレックス新潟・早川史哉さんが『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常を全文無料公開!

プロサッカー選手としてJリーグデビューを果たした2016年の春、体調に異変を感じつつも、アルビレックス新潟の開幕戦に向けトレーニングに励む早川史哉選手。しかし念願のプロデビューも、その体は急性白血病という病魔に冒されていました。

 
ピッチから病室へ、精密検査を経て骨髄移植手術へ。1年近くの入院では、辛い抗がん剤治療や様々な不安が押し寄せる中、同じく白血病と戦う中学3年生の少女からの励ましと悲しい別れ、彼を取り巻く多くの仲間や家族、そしてファンからの声援を自身の力に変え、2017年6月24日、ついに完全退院。

しかし、その後のリハビリは常に再発リスクと隣り合わせで、決して平坦なものではなく、果てしなく続く自分との戦いの日々でした。

それでも決して諦めること無くトレーニングを続け、さらには自分と同じく白血病や、それ以外の難病を患っている子どもたちが居る小児病棟への訪問や、チャリティ活動を行い、今一度、自身の立場と向き合いました。

 
そして2019年10月5日、アルビレックス新潟のホーム、ビッグスワンで行われたJ2第35節・鹿児島ユナイテッドFC戦で背番号28を背負い、3年7カ月ぶりに公式戦のピッチへの復帰を果たします。

 
本書は、早川史哉選手が、自身の生い立ちや選手としてのキャリアをはじめ、病気の発覚後、どのような想いで日常を過ごし、どのような壁にぶつかり、どのように受け入れ、どのように生きてきたのか。もがき、苦しみ、そして歩き出したひとりの人間の、ありのままの生きかたを綴った渾身の自著です。

★電子書籍(Kindle版):https://amzn.to/2Y9WcBZhttps://amzn.to/2Y9WcBZ

 

早川選手が全文無料公開にするに至った思いを綴ったメッセージ

著者:早川史哉選手 (c)ALBIREX NIIGATA

著者:早川史哉選手 (c)ALBIREX NIIGATA

こんにちは。アルビレックス新潟の早川史哉です。いつも応援していただきありがとうございます。

さて、世界はいま、新型ウィルスの蔓延という未曾有の危機に直面し、その影響で外出自粛、学校の休校、リモートワークなどを強いられています。そのような状況のなかで、自分に何かできないかと考えたときに、昨年10月に発売した自著、『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』を多くの方々に読んでいただけるよう、4月24日の電子書籍版の発売に合わせ、5月7日までの2週間という期間限定ですが、無料配信をすることを決めました。

学校に行けず、授業やクラブ活動やスポーツも思うようにできない状況は、小中高生のみさんにとってストレスだと思います。さらに病院では、感染リスクを避けるために、友達はもちろん、家族とすら面会できない状況にあると聞きます。僕自身、闘病中は、お見舞いに来てくれる人の顔が、何度も折れそうな心を支えてくれました。だから、それができない状態というのは、想像以上の辛さだと思います。

僕がこの本で伝えたかったのは、「当たり前のことが当たり前ではない」ということでした。
この本を世に出してから、多くの方々から反響をいただきました。この作品を読んで、困難な状況でも、自分と向き合うこと、希望をもち続けること、人を思いやることの大切さを学ぶことができたという、ポジティブな声を数多くいただきました。だからこそ、この取り組みが少しでも役に立てるのではないかと考え、電子書籍版の発売に合わせて、無料配信をすることを決めました。

非常に難しい時期ですが、一人ひとりができることを意識して、共に乗り越えていきましょう!

 
【動画】

 

早川史哉さん プロフィール

著者の早川史哉(はやかわ・ふみや)さんは、1994年1月12日、新潟市生まれ。プロサッカー選手。

アルビレックス新潟のアカデミー組織の出身。高校2年の2011年にトップチームに2種登録される。
メキシコで開催された2011FIFA U-17ワールドカップには、FWからDFまでこなすオールラウンドプレーヤーとして3得点を挙げる活躍をみせた。2012年に筑波大学に進学して蹴球部に入部。関東大学リーグ2部に降格したチームを主将として引っ張り、1部への返り咲きをはたした。
2016年シーズンにアルビレックス新潟へ加入。2016年2月27日のJ1開幕節・湘南戦に先発フル出場デビューをはたし、開幕戦を含めたリーグ戦3試合とヤマザキナビスコカップ1試合に先発フル出場。

しかし、4月24日のJ1第8節・名古屋戦後にリンパ節の腫れを訴え、病院で検査を受けた結果、急性白血病と診断される。抗がん剤治療ののち、同年11月に骨髄移植手術を行う。
2017年から治療に専念するため選手契約を一旦凍結。同年7月に病院を退院すると復帰に向けたリハビリを開始。
2018年3月にアカデミー組織、2018年8月にトップチームの練習に合流。10月には対外試合に出場し、11月12日に契約凍結が解除されて、2年7カ月ぶりにプロサッカー選手に復帰。2019年8月17日、J2第28節・岡山戦で1256日ぶりにメンバー入りをはたすと、10月5日には、J2第35節・鹿児島戦にフル出場。カップ戦を含めると、実に1287日ぶりに公式戦のピッチでプレーした。

★アルビレックス新潟公式HP内 早川選手ページ:https://www.albirex.co.jp/team/player/28/https://www.albirex.co.jp/team/player/28/
★オフィシャルTwitter:https://twitter.com/paya238https://twitter.com/paya238
★オフィシャルInstagram:https://www.instagram.com/fumizo_official/https://www.instagram.com/fumizo_official/
★オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/fumiya-hayakawa0112/https://ameblo.jp/fumiya-hayakawa0112/

 

そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常
早川史哉 (著)

プロサッカー選手としてJリーグデビューをはたした2016年春、突如、急性白血病と診断された早川史哉選手。
移植手術を行い、闘病、リハビリ、トレーニングを続け、2019年10月、ついに3年7カ月ぶりに公式戦のピッチでフル出場を遂げた。
はたして、彼はどのような想いで日常を過ごし、どのような壁にぶつかり、どのように受け入れ、どのように生きてきたのか。
もがき、苦しみ、そして歩き出したひとりの人間の、ありのままの生きかたを綴った渾身の一冊。

 


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