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『竜馬がゆく』幻の自筆原稿を初公開 回顧展「没後20年 司馬遼太郎展」で〔7/1~7/9〕

『竜馬がゆく』幻の自筆原稿を初公開 回顧展「没後20年 司馬遼太郎展」で〔7/1~7/9〕

『竜馬がゆく』幻の自筆原稿を初公開 回顧展「没後20年 司馬遼太郎展」で〔7/1~7/9〕

産経新聞社と公益財団法人司馬遼太郎記念財団が横浜市の「そごう美術館」で開催している回顧展「没後20年 司馬遼太郎展―21世紀〝未来の街角〟で」において、司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』の幻の自筆原稿が、7月1日(土)~9日(日)に特別展示されます。同作の原稿が公開されるのは初めて。

 

初公開となる『竜馬がゆく』自筆原稿

展示されるのは物語終盤、「朱欒(ざぼん)の月」と題された章の最終話の冒頭部分2枚。暗殺数カ月前の長崎滞在中の坂本龍馬について、司馬さん独特の丸い字で、討幕の手はずを打ち合わせる書簡を桂小五郎らに送る場面などが描かれており、推敲のあとがうかがえます。

 
産経新聞夕刊で連載された『竜馬がゆく』の原稿は、新聞製作の過程ですべて失われたと思われていましたが、回顧展準備中の5月下旬、東京都内の古書店から連載終盤の5回分23枚などが見つかったと、司馬遼太郎記念財団に連絡があったそうです。

司馬さんの義弟で記念財団の上村洋行理事長は、「『竜馬がゆく』の原稿は散逸したものだと思っていた。特に今回発見されたのは最終回を含む象徴的な部分で、大変貴重」と話しています。

横浜で展示される原稿を除いた最終回の原稿や今回同時に購入した『坂の上の雲』の初回原稿などは司馬遼太郎記念館(大阪府東大阪市)で7月1日(土)~8月31日(木)に特別展示されます。

※「司馬遼太郎」の”遼”は2点しんにょうが正しいです。

 

回顧展「没後20年 司馬遼太郎展―21世紀〝未来の街角〟で」 概要

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●会期:7月9日(日)まで ※会期中無休

●場所:そごう横浜店6階「そごう美術館」(横浜市西区高島2-18-1)

●開館時間:午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)

●入館料:大人1000円、大学・高校生800円、中学生以下無料

●問い合わせ先:そごう美術館 電話045-465-5515

 

 
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