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【第1回Kindleインディーズマンガ大賞】河野大樹さん『ブス界へようこそ』が大賞を受賞

Amazonは、新たな息吹をもたらすマンガ家の活躍を応援するために日本で初開催した「第1回Kindleインディーズマンガ大賞」の受賞作品を発表しました。

 

第1回Kindleインディーズマンガ大賞が決定!

「第1回Kindleインディーズマンガ大賞」は、Amazonが提供する電子書籍の自主出版サービス「Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)」を通じて、マンガ家が無料でAmazon Kindleストアに作品を直接公開できる「Kindleインディーズマンガ」の一環として、新たな息吹をもたらすマンガ家の活躍を応援することを目的とし、開催されました。

 
本コンテストは、2019年10月10日から2020年1月7日の間、日本在住の方を対象に、年齢、ジャンル、プロ・アマチュアに問わず、作品数やページ数にも制限を設けずに作品が募集されました。

多数の応募の中から選ばれた受賞最終候補作品の多くは、無料マンガランキングやインディーズマンガランキングで1位を獲得しています。今回応募のあった作品は主に人気の高い少年マンガ、青年マンガ、女性マンガ部門に投稿されました。

受賞作品は、読者からの声や反響が反映された最終候補に選ばれた10作品の中から選出されました。審査員にはマンガに造詣の深い歌手でタレントの中川翔子さん、コミックマーケット共同代表の安田かほるさん、代々木アニメーション学院マンガ科学科長 兼 講師の鹿島亮介さん、そしてAmazon担当者の4名の審査委員による選考が行われました。

 
大賞には『ブス界へようこそ』(著者:河野大樹さん)が選ばれ、200万円が進呈されます。
優秀賞には『異世界AV撮影隊』(著者:がちょん次郎さん)および『不良が好きな先生』(著者:早坂啓吾さん)が選ばれ、100万円がそれぞれ進呈されます。

また今回、審査員全員が『サヨナラもっちゃん』(著者:丸本チンタさん)、に大変感銘を受けたことを踏まえ、大賞に続く準大賞を設立し100万円を進呈することを決定しました。

 
<「第1回Kindleインディーズマンガ大賞」 受賞作品>

■大賞

河野大樹さん『ブス界へようこそ』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07P7454ZQ

 
■準大賞

丸本チンタさん『サヨナラ もっちゃん』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B082YHCD1D

 
■優秀賞

がちょん次郎さん『異世界AV撮影隊』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07VQQ4S69

早坂啓吾さん『不良が好きな先生』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B082R8N9FC

 
アマゾンジャパン合同会社 社長のジャスパー・チャンさんは、「日本で初開催となるKindleインディーズマンガ大賞で、最終候補作品に選ばれた皆様、そして受賞された4名の皆様、本当におめでとうございます。今回、優れた才能を持つ多くのマンガ家の皆様にご応募いただけたこと、またKindleインディーズマンガを通して、素晴らしい作品をお読みいただける機会をお客様にご提供できることを大変うれしく思います。引き続き、マンガ家の皆様を応援していきたいと考えています」とコメントしています。

 

各審査員からのコメント

(左から)鹿島亮介さん/中川翔子さん/安田かほるさん

(左から)鹿島亮介さん/中川翔子さん/安田かほるさん

■中川翔子さん(歌手・タレント)

魅力的な作品が多く、『これはすごい!』というマンガが飛びぬけて輝いていたり、素晴らしい出会いがありました。Kindleインディーズマンガ大賞は、今回が第1回ということで、日本にまだまだ才能が眠っているのを体感できた審査でした。インディーズならではの荒削り感もあったり、もっと読みたいという衝動もあったりと、沢山の原石に出合えた感動が溢れました!
現代は、いいモノは見つけられて評価される世界になっているので、ここから広がっていってほしいと願います!」

 
■安田かほるさん(コミックマーケット準備会共同代表)

大賞の「ブス界にようこそ」を筆頭に力のこもった作品が多く 良かったです。「ブス界へようこそ」は圧倒的な熱量が感じられ、テンションが高く思わずページをめくらせる作品でした。私たちが開催している同人誌即売会はインディーズマンガの総本山のようなものですが、今や様々なメディアの台頭により、メジャーとインディーズを分けることに意味がなくなりつつあると思います。その中で始まったこの第1回Kindleインディーズマンガ大賞。Kindleという電子書籍の媒体に特化した、既存のマンガ的表現を突き抜けるような作品を読みたいと思います。

 
■鹿島亮介さん(代々木アニメーション学院マンガ科学科長 兼 講師)

それぞれ魅力、センスが光る作品が多く、作者の「好き」「コレを描きたい」という強い思いが感じられて、とても悩みました。Kindleインディーズマンガの最大の魅力は、出版物につきまとう課題を気にせずに提供される点にあると思います。いわゆる「個の思い』を全力でぶつける事ができるのが、インディーズマンガの良さだと思います。SNSや投稿サイトの展開により、数多くのマンガが読者の手元に届くようになったおかげで、読者側が自主的に、気軽に作品に出逢う機会が多くなりました。その中で読者のニーズを感じ、それに合わせた作品を作り上げる事が、これからの描き手に必要な力だと思います。大賞の「ブス界へようこそ」は、圧倒的な個性と絵力があり、インディーズマンガだからこそ出逢えた作品です。ちょっと引いてしまいそうになる絵柄とテーマですが、読み進めるとその世界観に引き込まれてしまう面白さがありました。周りに勧めたい作品です。

 
※入賞作品の詳細は特設サイト(https://www.amazon.co.jp/b?node=7777996051&pf_rd_)をご確認ください。審査員の方たちからのコメント入りの映像もご覧になれます。

 

Kindle インディーズマンガについて

Kindleインディーズマンガは2018年より、年齢、キャリアに関わらずあらゆるマンガ愛好家に、作品を自主出版することにより、何百万ものユーザーにダウンロードされる機会を提供してきました。

また、2018年7月よりインディーズ無料マンガ基金を通し、日本全国のマンガ家の方たちを支援しており、2019年度には総額6,750万円を分配しています。

★詳細:https://www.amazon.co.jp/kindle-dbs/manga-store/ref=surl?node=5825610051

 
【関連】
Amazon.co.jp: インディーズマンガ大賞応募作品: Kindleストア

 


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