『ブロードキャスト』続編スタート記念!湊かなえさん×ぶんけいさんが『小説 野性時代』誌上で対談 二人の意外な共通点とは
KADOKAWAは『小説 野性時代』1月号(12月12日発売)にて、湊かなえさんの新連載「ドキュメント」スタートを記念して、インフルエンサー・ぶんけいさんとの対談を実施しました。
湊かなえさん、インフルエンサー・ぶんけいさんの対談が『小説 野性時代』誌上で実現!
新連載「ドキュメント」は、全国大会を目指す高校の放送部を描いた青春小説『ブロードキャスト』の続編となります。
対談では、お二人の意外な共通点、そして『ブロードキャスト』の魅力をたっぷりと語っています。
【対談の冒頭部分】 ※敬称略
──今日の対談を意外な組み合わせだと思われる読者も多いと思います。まずはご関係からうかがってもいいですか。
湊:ぶんけいさんとは私が住んでいる淡路島つながりなんです。家の近くにある兵庫県立洲本高校のご出身で、在学中は放送部。Nコン(NHK杯全国高校放送コンテスト)の「テレビドラマ部門」で全国優勝されているんですよね。
ぶんけい:実は湊さんの旦那さんがうちの高校の先生で、職員室が放送部と隣同士なんですよ。在学中には廊下でお話しさせていただいたりしてました。
湊:当時、旦那から、洲本高校の放送部がNコンで優勝したと聞きました。全国大会に出るだけでも大変なのに、優勝なんてすごいですよね。
ぶんけい:ありがとうございます。湊さんの作品は読者としてずっと読んでいたんですが、初めてちゃんとお会いしたのは今年、Nコンの審査会場でした。湊さんがゲスト審査員で、僕は公式サポーターとしてお手伝いさせていただきました。お会いしようと思えばできるくらい近い距離には居たんですが、会うのはまだまだ早い、と思っていました。時が来たら、と願掛けをするような気持ちでいたんです。ですから今日は対談させていただいてとても嬉しいです。
湊:こちらこそありがとうございます。ぶんけいさんが放送部に入ろうと思ったのはどうしてなんですか?
ぶんけい:きっかけはカメラや録音の機材に興味があったからなんです。『ブロードキャスト』の中にも書かれていましたが、高校の放送部は本格的で、高そうなカメラや録音機材があるんですよね。最初はカメラや録音機材を触るだけで面白かったんですけど、触るためには自分で何かをつくらなくちゃいけない。それでドラマをつくることになったんです。作品をつくりたいというよりは、カメラを触りたい、映像をつくりたくて脚本を書きました。その頃にちょうど映画の『告白』が公開されたんです。
――対談全文は、『小説 野性時代1月号』にてお楽しみください。
また、KADOKAWAの文芸Webマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/trial/yasei/4hgjsspbirac.html)では「ドキュメント」の試し読みも公開中です。
対談者プロフィール
■湊かなえ(みなと・かなえ)さん
1973年広島県生まれ。2005年第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞。 同年『聖職者』で第29回小説推理新人賞を受賞。2008年同作品を収録した『告白』でデビューし、「2008年週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2009年本屋大賞を受賞。
また2014年には、アメリカ「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙のミステリーベスト10に、2015年には全米図書館協会アレックス賞に選ばれた。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞を受賞。2018年『贖罪』がエドガー賞〈ペーパーバック・オリジナル部門〉にノミネートされた。同年『ブロードキャスト』を刊行。
■ぶんけいさん
1994年兵庫県生まれ。株式会社ハクシCEO、クリエイター、インフルエンサー。本名は「柿原朋哉」。
Twitter(https://twitter.com/bunkei_tk)フォロワーは40万人、Instagram(https://www.instagram.com/bunkei.tk/)フォロワーは30万人にのぼる。
小説 野性時代 第194号 2020年1月号 (KADOKAWA文芸MOOK 196) 小説野性時代編集部 (編集) |
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