NIKKEIプラス1「何でもランキング~誰かに薦めたくなる本~」第1位『舟を編む』緊急増刷で累計139万部突破!
現在、光文社文庫より発売中の三浦しをんさん著『舟を編む』が、11月9日付の日本経済新聞土曜日朝刊別刷り「NIKKEIプラス1」に掲載された「何でもランキング~誰かに薦めたくなる本~」第1位に選出されました。
このランキングでは、読書好きの1,000人が、過去に「本屋大賞」を受賞した作品のなかからお薦めの本を投票。掲載後、全国の読者・書店より注文が殺到したため、光文社は3万部の緊急増刷を決定。2011年の発売から、文庫版は16刷目、四六判との累計で発行部数は139万7千部となります。
「2012年本屋大賞」 第1位!言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる長編小説『舟を編む』
<あらすじ>
【辞書】言葉という大海原を航海するための船。
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。ただ少し、人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。
玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。
定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。
しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。
不器用な人々の思いが胸を打つ、本屋大賞受賞作!
三浦しをんさん プロフィール
著者の三浦しをん(みうら・しをん)さんは、1976年、東京生まれ。2000年、長編『格闘する者に○』でデビュー。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年に『舟を編む』で本屋大賞を受賞。小説に『私が語りはじめた彼は』『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『木暮荘物語』『政と源』など、エッセイ集に『あやつられ文楽鑑賞』『お友だちからお願いします』など、著書多数。
舟を編む (光文社文庫) 三浦 しをん (著) 出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作! |
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