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カフエ マメヒコが小説『レモンベーカリー』を刊行 カフェがお客さんとひとつになって、小説を編集から販売まで手がける

カフエ マメヒコが小説『レモンベーカリー』を刊行

カフエ マメヒコが小説『レモンベーカリー』を刊行

東京・三軒茶屋と渋谷に店舗を構える「カフエ マメヒコ」は、新刊小説『レモンベーカリー』(マメヒコ出版)を刊行しました。

 

「カフエ マメヒコ」オーナー・井川啓央さんがお客さんとともに小説を完成へ

カフエ マメヒコのオーナーである井川啓央さんは、2005年より東京の中心部で「カフェはメディアの1つである」という信念にこだわりマメヒコを経営してきました。

約15年間、毎日、お店で働く若い女性スタッフや、訪れる老若男女のお客さんと接する中で、時代の変革期に大きな不安や焦燥を感じている人が、たくさんいると感じてきました。

東日本大震災後から、オリンピック開幕に向けた東京の大きな変化。インターネットの台頭による、可処分所得の多寡による格差。仕事や家族に対する、若者と年配との価値観の相違。

 
井川さんは、カフエ マメヒコを創作の場として、人々の機微を丁寧に描いた演劇や映画、音楽などを数多く発表してきました。

そして2018年、出版不況をよそ目に意欲的な取り組みを手掛けている株式会社コルク代表の佐渡島庸平さんと、バラエティプロデューサーである角田陽一郎さんの呼びかけで、小説を書き始めることになりました。

カフェとそのお客さんが一体となって、小説の編集会議を開催。小説を書き直す過程を公開しながら作品を書き上げています。

 
新刊小説『レモンベーカリー』は装丁のデザイン、製本、販売や宣伝に至るまで、カフエ マメヒコのスタッフと、店に集うお客さんとともに作り上げています。

カフェが小説の執筆から販売まで一貫して手がけた意欲作です。自分たちが読んでみたい小説を、自分たちの手で自立を持って作りたいと感じているお客さんと店が一体となって書籍化する製作手法は、他の小説では類を見ないものです。

なお、書籍はカフエ マメヒコ店頭にて販売されています。また、通販サイトでの販売も準備中です。

 

井川啓央さん プロフィール

著者の井川啓央(いかわ・よしひろ)さんは、1973年11月17日、札幌生まれ。仙台、川崎、育ち。テレビディレクターとしてニューヨークに在住。

帰国後、テレビ番組の制作会社セレンディピティを設立。2005年7月「カフエ マメヒコ」を三軒茶屋に開店。2007年「マメヒコ渋谷店」開店。2008年、影山知明さんの依頼にて、西国分寺に「クルミドコーヒー」を開店。2010年、とんかつとパン工房と純喫茶の「マメヒコパートIII」開店。同年北海道、大樹町にて、マメヒコで使う豆とかぼちゃを作る「ハタケマメヒコ」を設立。2013年「カフエ マメヒコ公園通り店」「カフエ マメヒコ宇田川町店」開店。2015年「マメヒコcovivu」開店。2017年「胡桃堂喫茶店」開店。

そのほか、開店以来続くフリー冊子「エムヒコ」の執筆制作、「ラジオマメヒコ」のナビゲーターがある。
映画の監督もしており、2012年『紫陽花とバタークリーム』、2013年『さよならとマシュマロを』、2015年『ゲーテ診療所 とうさんのティラミス』の作品がある。2014年より「ゲーテ先生の音楽会」では、作、演出、出演もする。

★URL:http://ikawayoshihiro.com/

 

「カフエ マメヒコ」について

「カフエ マメヒコ」は、日本古来の豆と美味しい珈琲をコンセプトとしたカフエで、都内に2店舗を運営しています。

◎三軒茶屋店:東京都世田谷区太子堂4-20-4(TEL:03-5433-0545)
◎公園通り店:東京都渋谷区神南1-20-11 造園会館2F(TEL:03-6455-1475)

 
マメヒコの珈琲は大粒で最高品質の珈琲豆のみを使い、札幌の焙煎所で長い経験に基づいた独自の製法で焼かれた珈琲豆です。お店でドリップする珈琲豆は、焙煎から10日以内に使い切るよう厳しく管理されています。

★公式サイト:http://www.mamehico.com/

 
【関連】
カフエ マメヒコ 井川啓央WEB
カフエ マメヒコ Cafe Mamehico/渋谷・三軒茶屋

 


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