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『書店経営指標』2019年版が刊行 書店の経営効率や書籍・雑誌などの取扱商品の販売動向などを分析

『書店経営指標』2019年版

『書店経営指標』2019年版

書店取次大手の日本出版販売(日販)は、『書店経営指標』2019年版を発行しました。

本書は1963年から毎年発行されているもので、本年度は全国74企業615店舗のアンケート調査をもとに、書店の経営効率や書籍・雑誌をはじめとする取扱商品の販売動向などを分析しています。

さらに「働き方改革関連法」施行に伴い、2019年4月~6月に実施した書店での取り組み状況や意識についての調査結果を新たに追加し、書店員の働き方についてもフォーカスしています。

 

2019年版のトピックス

1. 企業編

企業ベースの主な業績の前年比は、売上高が96.3%、売上総利益が95.7%でした。

Book売上構成比が80%以上の専業企業の場合、売上総利益の前年比は91.6%ですが、80%未満50%以上の企業は96.0%、50%未満25%以上の企業は98.7%と、複合化が進むにつれて前年比数値が増加しています。

 
2. 店舗編

店舗ベースの売上高前年比は97.2%でした。収益性では、売上総利益率が29.1%、営業利益率は2.5%でした。

 

『書店経営指標』2019年版の主な内容

(1)企業編:書店チェーンを有する74企業の財務諸表などに基づいた貸借対照表・損益計算書の各項目における構成比分析および、書店の経営比率に関する分析

(2)店舗編:615店舗における売上高前年比・収益性・生産性・効率性・商品回転率の分析

(3)商材編:商材別のさまざまな経営指標分析(Book、文具、レンタル、セル、飲食料品・雑貨、ゲーム・トレカ)

(4)「働き方改革」に関するアンケート結果

(5)過去5年間の指標―主要経営指標の推移

※紙版・PDF版ともに、インターネット書店「Honya Club.com」(http://www.honyaclub.com/shop/c/c09N0/)から購入できます。

 


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