マンガ家の制作環境を調査 9割以上がデジタルツールを活用し、作業時間も短縮
漫画の持ち込み・投稿・新人賞のポータルサイト「マンナビ」を運営するNPO法人「NEWVERY(ニューベリー)」が今年3月に、250名以上のマンガ家に向けて、デジタルツールの使用状況について行ったアンケートの結果を公表しました。
なお、漫画家デジタル制作実態調査アンケートの全文は https://mannavi.net/2178/ をご覧ください。
▼マンガ制作時のデジタル使用状況(総回答数263)(択一選択)
▼主に使用するツール(単一回答)
(出典:マンナビ)
その他回答として、デジタルツールを導入したことにより、作業時間の短縮やコスト削減などの効果や、クオリティがアップしたといったコメントが挙げられていました。
また、子育て中のマンガ家からは「カッターやペンなど、危険な制作道具を置く必要がなくなったので、安心して制作できる」という回答や、「老眼になってきたので、拡大できるのが助かる」という回答もあり、デジタル制作はマンガ家の環境の変化をサポートする効果も見られました。
調査方法
<アンケート基本情報>
●有効回答数:263件
●収集方法:トキワ荘プロジェクト入居者・OBOG、過去トキワ荘プロジェクトのイベントや講習会に参加した方、全国の教育機関などへのご連絡および、TwitterなどのSNS上での発信を通じて収集
●性別:男性30.4%、女性69.6%
●年代:10代1.5%、20代25.9%、30代38.8%、40代22.8%。50代10.6%、60代以上0.4%
CLIP STUDIO PAINTについて
株式会社セルシスはマンガ・イラスト・アニメ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」を提供しています。「CLIP STUDIO PAINT」は2012年の発売以来、250万人(体験版ユーザーを含む)に利用されています。日本語版に加え、英語、中国語(繁体字)、韓国語、フランス語、スペイン語の各言語版をリリースしており、鉛筆や筆で描くような自然で気持ちの良い描き味と豊富な機能により、世界各国のグラフィッククリエイターに利用されています。
上記調査の「主に使用するツール(単一回答)」においても、「CLIP STUDIO PAINT」は78.4%のマンガ家に利用されています。また、2001年にリリースした「CLIP STUDIO PAINT」の前身となるマンガ制作ソフト「ComicStudio」(2015年販売終了)を加えた同製品の利用率は全体の90%以上に相当します。
なお、セルシスでは、「CLIP STUDIO PAINT」のほか、Webサービス「CLIP STUDIO」を通じたクリエイターの創作活動をサポートするサービスの提供や、電子書籍ソリューション「BS Reader」等の、コンテンツ制作・流通・閲覧にまつわるソリューションを提供しています。
【関連】
▼プロ漫画家の7割がフルデジタル!?-漫画家デジタル制作実態調査アンケート(漫画家編)- | マンナビ|漫画(マンガ)持ち込み・投稿・新人賞ポータルサイト
▼セルシスホームページ
▼CLIP STUDIO(@clip_celsys) | Twitter