トーハンが東大発のAI企業「日本データサイエンス研究所」に出資 返本率の改善などを期待
東大発のAI企業である株式会社日本データサイエンス研究所(JDSC)は、書店取次大手の株式会社トーハンと、駿台予備学校を運営する学校法人駿河台学園(駿台)等を引受先とする第三者割当増資により、約1.4億円の資金調達を実施しました。これにより創業1年でのJDSCの累計資金調達額は、約4.4億円となります。
日本データサイエンス研究所(JDSC)について
株式会社日本データサイエンス研究所(JDSC)は、教育、物流最適化や需要予測など、幅広い分野で、アルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関する顧問・コンサルティング事業を行っており、日本の産業のアップグレードを目指しています。
★URL:https://jdsc.ai/
<今回の増資について(コメント)>
「JDSCにとって今回の増資は、単なる資本拡充ではなく、取引先である2社からのJDSCへの期待と激励であると受け止めております。JDSCでは「日本をアップグレードする」という使命を掲げており、日本の産業の生産性を、データ活用が可能にになった「データ時代」に当然の水準まで引き上げるということを、日々、業務を通じて行っております。この活動への理解、ならびにご支援いただいたこととして、今後もデータ時代に見合った顧客利益を創出し、事業をより一層加速してまいります。」
出資者メッセージ
■株式会社トーハン 代表取締役社長・近藤 敏貴さん
「出版社と書店様とをつなぐ出版取次である当社は、マーケットインの思想を取り入れた新たな出版流通の創出を目指しております。その重要なピースである返本率の改善にあたり、当社の経験とJDSC様のAIの力とを掛け合わせた取り組みに大きな可能性を感じております。この度の取り組みが両社の限りない成長につながることを信じております。」
■学校法人駿河台学園 理事長・山﨑 良子さん
「本校は『愛情教育』の理念のもと、100年余にわたり日本の教育界で独自の役割を果たして参りました。私共は、今後の事業環境を見据え、Ed Tech活用により『生徒個々人の習熟度に応じた進学指導』を進化させることが重要と考えております。JDSC様との協業を通じ『AI教材』『学習促進・管理システム』『校舎業務ICT化』など幅広い分野で成果を上げ、相利発展して行けるものと大いに期待しております。」