銚子電鉄の起死回生映画『電車を止めるな!』原作本が刊行 中田敦彦さん推薦、銚子電鉄・竹本社長は「非」推薦(!?) 書泉で特別試運転(試写会)も
PHP研究所は、千葉県のローカル鉄道「銚子電鉄」を舞台にした小説『電車を止めるな!――呪いの6.4Km』(著:寺井広樹さん/PHP文芸文庫)を6月8日に刊行しました。
銚子電鉄が製作中の同名映画(8月公開予定)の原作となる、笑って泣けて、ちょっぴり怖い超C(銚子)級エンターテインメントホラー小説です。
「まずい棒」「涙活」「離婚式」の仕掛人による“映画とはちがう結末”
著者の寺井広樹さんは、意識的に泣くことでストレスを解消する「涙活」や、ケーキ入刀の代わりに結婚指輪を叩き割る「離婚式」の仕掛人です。銚子電鉄のエンタメ路線を牽引する「お化け屋敷電車」「まずい棒」も、寺井さんがプロデュースしています。
この銚子電鉄が、老朽化した変電所の改修費用2億円を捻出するために映画製作を企画。銚子電鉄の竹本勝紀社長の「地域とともに鉄道を存続させたい」という思いと、昨年の話題作『カメラを止めるな!』に続きたいという期待をこめて、寺井さんは『電車を止めるな!』を書き下ろしました。
「倒産寸前の危機的状況に苦しむ銚子電鉄が舞台」のホントかウソかわからないストーリーですが、小説と映画とは、それぞれ別の結末を用意。原作を読んでから映画を観てもネタバレすることなく、2倍楽しむことができます。
オリラジ中田氏推薦、銚子電鉄社長は「決して読まないで」
『電車を止めるな!』原作本は、オリエンタルラジオの中田敦彦さんも推薦する小説。すでに、中田さんの同映画への友情出演も決定しています。
6月25日からは、「中田敦彦×銚子電鉄」コラボ企画を実施。中田さんの著書『労働2.0』(PHP研究所)の広告が、銚電の車両と駅をジャックします。
この一方で、銚子電鉄の竹本社長からは「決して読まないでください!」「寺井さん、ずるいよ~。これは映画がこけて、本だけ売れちゃうパターンじゃないですか!」という、非推薦のことばが寄せられました。
印税は映画製作費に
販売するスナック菓子に「まずい棒」と名付けるほど、経営状況がまずい銚子電鉄。見切り発車したものの、映画製作費そのものが心細かったため、クラウドファンディングで支援金を募ったところ、6月2日の最終日ギリギリに目標の500万円に到達しました。
寺井さんの原作本の印税の一部も、もちろん製作費に充てられることになっています。なお、8月3日に先行公開し、9月以降の全国ロードショーを“予定”しています。
『電車を止めるな!』原作本 あらすじ
<あらすじ>
倒産寸前の銚子電鉄が起死回生の心霊電車イベントを実施するが、ライブ配信中に社員によるヤラせが発覚し、ネットで大炎上してしまう。しかしその時、突然かかってきた携帯電話から、子供の幽霊の声が……!?
そして運転手が倒れ、電車は暴走し始める。本物としか思えない心霊現象が次々と起きる中、このまま終着駅まで到着すると、大参事は必至。乗客と銚子電鉄の運命は!?
中田敦彦さん著『労働2.0』×銚子電鉄コラボ企画について
2019年6月25日(火)~7月7日(日)の期間限定で、『労働2.0』の広告にジャックされた特別仕様の電車が運行します。
※車両の都合により運行しない場合もあります。
また、「外川駅」「犬吠駅」のすべての広告スペースにも、『労働2.0』が掲出されます。
映画『電車を止めるな!』について〔敬称略〕
■公開:2019年8月3日(先行公開)
※全国ロードショーは9月以降を“予定”
■原作:寺井広樹著『電車を止めるな!――呪いの6.4Km』(PHP文芸文庫)
■監督:赤井宏次
■脚本:赤井宏次、竹本勝紀、寺井広樹、吉村みやこ
■出演:古賀司照、末永百合恵、HINA、松本倖大、道井良樹、池上恵、相馬絵美、手塚涼大、秦野豪、村井美樹、木村裕子、谷口礼子、柏木亮、ぶっちゃあ、泣石家霊照、鉄平、五十嵐はるみ、志月かなで、光益公映、 佐野明子、小嶋みつみ
■友情出演:中田敦彦(オリエンタルラジオ)
■特別出演:日野日出志(怪奇漫画家)
■企画・プロデュース:竹本勝紀、寺井広樹
ダイジェスト版の特別試運転(試写会)を実施!
鉄道ファンの聖地といわれる書泉グランデにて、ダイジェスト版の特別試運転(試写会)が行われます。
『電車を止めるな!』原作者の寺井広樹さんはじめ、銚子電鉄の竹本社長が来場、あの映画キャストも登場するかも。
■日時:7月27日(土)13:00開演予定(変更の場合あり)
■会場:書泉グランデ(神保町)6F
※クラウドファンディング支援者が優先参加となります
参加ご希望の方は、書泉ホームページ(https://www.shosen.co.jp/event/100898/)にて詳細をご確認ください。
電車を止めるな! 呪いの6.4km (PHP文芸文庫) 寺井 広樹 (著) 2019年夏、まさかの映画化! 本書は、廃線寸前の銚子電鉄を舞台にした、笑って泣けて、ちょっぴり怖い超C(銚子)級エンターテインメント作品です。 本書の印税の一部は、著者の意向により、銚子電鉄へ寄付されます。ぜひ、本書を通じて、本当に電車が止まらないように銚子電鉄を応援していただけると幸いです。 |
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