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「恋は、もつれる心」「愛は、胸がつまる思い」見た目はポップ、中身は本格派な『漢字源』がへびつかいさんイラストの特別装丁版を刊行!

▲『漢字源 改訂第六版 特別装丁版』ケースと表紙

▲『漢字源 改訂第六版 特別装丁版』ケースと表紙

学研プラスより、『学研上級漢和辞典 漢字源 改訂第六版 特別装丁版』が発売中です。

 

「文章を書く」「漢字を書く」に役立つ「読める漢和辞典」に進化・深化した「改訂第六版」の特別装丁版のイラストはへびつかいさん

『漢字源』は、漢字の語源研究の第一人者である藤堂明保さんの「日本人に正しく漢字を理解してほしい」という思いを辞典という形で示したものです。

「なりたち(解字)」に始まり、漢文文脈上での漢字の意味を解き、熟語にまで配慮しています。さらに日本語としての意味や用法についても充実させています。

改訂第六版では、加納喜光さんによって、「なりたち(解字)」がさらに充実したものとなり、動植物の漢字がより精確になっています。

 
そして、今回の特別装丁版では、無機質にも見える中にあたたかみや面白みのある独特の世界観と絶妙な構図で、余白すら描く人気の絵師「へびつかい」さんのイラストをあしらったケースと表紙になっています。

少女が、漢字や動植物やモノを操るというイメージで描かれており、「『漢字源』を使って、言葉や文章、思考や感情を整理してほしい」という思いが込められています。

 

愛と恋の違いは、漢字のなりたちでわかる!?

「愛だの、恋だの、まじめな辞典にはありきたりなことしか載っていないでしょ!?」
いやいや、いろいろ載ってるんです。

「恋は、もつれる心」「愛は、胸がつまる思い」
恋バナのネタ提供かしら、って感じの文章が!それも「上級漢和辞典」なんてうたってる辞典に!

「漢字のなりたち」について興味を持たれた方は、ぜひ『漢字源 改訂第六版』をご覧ください。

 
漢字を創り出した人って、頭がガチガチにお堅い人かと思いきや……。
「恋は、もつれる心」「愛は、胸がつまる思い」なんて気持ちを漢字に込めていたとは、ちょっぴり親近感が湧いてくるのではないでしょうか。
漢字を創り出した人にも「恋のお悩み」あったのかもしれませんね。 

 
なりたちは、
「なぜ、この漢字がこのような意味になったのか?」
「この漢字には、どのようなイメージがあって、他の漢字との関係は?」
などの疑問を詳しく解き明かしています。

漢字ができる過程まで書いてあるから、ついつい引き込まれていく、「読める漢和辞典」どころか「読んでしまう漢和辞典」となっています。

 

詳しすぎる動植物の漢字は必見! 実はネタ探しにぴったり

「夢を食う」として有名な動物、「貘」。

この漢字は、哺乳類のバクですが、『漢字源』の解説を見ると、中国のある古典には「四川省にいて、クマに似ていて、竹を食べる」生きものだと書いてあります。

これってもしや…、あれか、あの愛くるしい白黒のやつなのか。
昔の人も「カワイイ~」って言ってたのかな~、なんて想像してしまいませんか?

 

漢字源 改訂第六版 特別装丁版
藤堂 明保 (編集), 松本 昭 (編集), 竹田 晃 (編集), 加納 喜光 (編集)

 


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