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三島由紀夫のSF小説『美しい星』が映画化 三島由紀夫文学館では原作の直筆原稿を一般公開

三島由紀夫のSF小説『美しい星』が映画化 三島由紀夫文学館では原作の直筆原稿を一般公開

三島由紀夫のSF小説『美しい星』が映画化 三島由紀夫文学館では原作の直筆原稿を一般公開

作家・三島由紀夫による異色のSF小説『美しい星』が映画化され、5月26日より公開されます。また、映画が公開されるのに合わせて、三島由紀夫文学館では『美しい星』の直筆原稿を一般公開しています。

 
『美しい星』は、1962年(昭和37年)に、文芸誌『新潮』1月号から11月号に連載され、同年10月に単行本化。当時の東西冷戦時代の核兵器による人類滅亡の不安や世界終末観を背景に、ある日、自分たちは他の天体から飛来した宇宙人であるという意識に目覚めた一家を中心に描いた物語です。単行本は2017年2月現在で50万部を突破。

 

三島由紀夫の異色作『美しい星』が映画化

三島由紀夫の『美しい星』が設定を現代に置き換え、映画化されます。『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』などの吉田大八さんが監督。

父・大杉重一郎役をリリー・フランキーさんが、息子・一雄役を亀梨和也さん、娘・暁子役を橋本愛さん、母・伊余子役を中嶋朋子さん、大杉家に近づく謎の代議士秘書・黒木役を佐々木蔵之介さんがそれぞれ演じます。

 
公式サイトでは、原作からの変更点も掲載していますので、興味のある方は http://gaga.ne.jp/hoshi/comparison/index.html をご覧ください。

 
★映画『美しい星』予告編

 

三島由紀夫文学館では『美しい星』の直筆原稿を一般公開

映画『美しい星』の公開に合わせ、山梨県山中湖村平野の三島由紀夫文学館では5月10日より、隣接する徳富蘇峰館において、企画展「三島文学とその映画」を開催中です。

 
今回の企画展では三島由紀夫の『美しい星』の直筆原稿を一般公開。ほかに、同作品の創作ノートや出演者の衣装など、約100点が展示されています。来年(2018年)5月13日まで開催。

 
会場となっている徳富蘇峰館は、午前10時~午後4時半まで開館(ただし、入館は16:00まで)。なお、毎週月曜日は休館(月曜日が祝祭日の場合はその翌日)です 。詳しくは http://www.mishimayukio.jp/ でご確認ください。

 

美しい星 (新潮文庫)
自分たちは他の天体から飛来した宇宙人であるという意識に目覚めた一家を中心に、核時代の人類滅亡の不安をみごとに捉えた異色作。

 
【関連】
映画『美しい星』公式サイト
映画『美しい星』(@UtsukushiiHoshi)さん | Twitter
三島由紀夫文学館**Mishima Yukio Literary museum
三島由紀夫文学館 – 施設ガイド | 山中湖 文学の森公園 ~人とまちを結ぶ文化創造の拠点~

 


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