新鋭歌人「ちばさと」小説デビュー作『90秒の別世界』が刊行 ショートショートと現代短歌アンソロジーが融合
歌人・千葉聡さんによる小説デビュー作『90秒の別世界 短歌のとなりの物語』が、立東舎より刊行されました。
なくならないマヨネーズ、大学生最後の日に出会った友達、空から伸びてきた巨大な手、名を呼ばれたものが消えてしまう世界……。
ちょっと不思議で、なつかしくて、90秒くらいで読める100本の小説と、その最後に添えられた短歌。本書は、ショートショートと現代短歌アンソロジーの融合という形で、読みやすく、楽しく、何度でも味わうことができる一冊となっています。
著者からのメッセージ
「学校や仕事で忙しい人は多いでしょう。ふらりと映画館に行ったり、カフェでくつろいだりする暇もない。そんなとき、この本を開いてみませんか? どの物語もだいたい90秒で読めます。どのページを開いても、気ぜわしい日常とはちょっと違った別世界に、心を遊ばせることができます。物語の最後には、思いがけない結末と、胸に響く現代短歌が! 星新一やモームやモンゴメリを読んで育ち、いま短歌を書いている私から、同じ時代を生きているみなさんへの小さなプレゼント。どうかお受け取りいただけますように。」
千葉聡さん プロフィール
著者の千葉聡(ちば・さとし)さんは、1968年生まれ。歌人。横浜市立桜丘高校教諭。
1998年、第41回短歌研究新人賞を受賞。著書に『飛び跳ねる教室』(亜紀書房)、『短歌は最強アイテム』(岩波ジュニア新書)など。「短歌研究」「読売教育ネットワーク」などでエッセイを連載中。三省堂国語教科書編集委員。國學院大學、日本女子大学講師。作曲も手がける。
90秒の別世界 短歌のとなりの物語 千葉 聡 (著) ショートショートと短歌の、わくわくする出会いがここに。新鋭歌人「ちばさと」の小説デビュー作。 カバーイラストは新進気鋭のイラストレーター・川原瑞丸が担当。 |