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『週刊住宅』の週刊住宅新聞社が事業停止 破産申請へ

株式会社週刊住宅新聞社(東京・新宿区/資本金3500万円)が5月1日付けで事業を停止、自己破産を申請する見通しです。負債は約3億6000万円(うち金融債務は約2億5000万円)。

 
週刊住宅新聞社は、1955年(昭和30年)1月に創業。1960年創刊の住宅・不動産専門紙『週刊住宅』(公称発行部数7万部)や、司法書士や宅建など不動産関係の資格図書・実用書の出版や各種通信教育・講習などを手がけていました。

『うかるぞ宅建士』シリーズや『うかるぞ社労士』シリーズなどの人気シリーズを抱え、2006年9月期には年売上高約10億円を計上。しかし、近年は主力の『週刊住宅』の購読者数の減少から業績は伸び悩み、28年9月期は売上高約6億円にまで減少し、債務超過状態に陥っていたそうです。こうしたなか、今年3月には当時の代表であった長尾浩章氏が病気のため死去(長尾氏の妻が代表に就任)し、後継者問題が発生したことも重なり事業継続が困難となりました。

 
なお、出版物の発行に関しては今後、「他社への譲渡なども含めてさまざまな手段を検討中」とのことです。

 
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