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トーハンが2月期月間ベストセラーを発表 樹木希林さん『一切なりゆき』が先月に続き1位

書店取次大手のトーハンが、2019年2月期の月間ベストセラーを発表しました。1位には樹木希林さん著『一切なりゆき 樹木希林のことば』(文藝春秋)がランクインしています。

 
【2019年2月期月間ベストセラー(トーハン調べ)】〔敬称略〕

★印は初登場 ☆印は再登場

1位 『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林 著/文藝春秋

2位 『医者が考案した「長生きみそ汁」』小林弘幸 著/アスコム

3位 『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』樹木希林 著/宝島社 ★

4位 『すぐ死ぬんだから』内館牧子 著/講談社

5位 『宝島』真藤順丈 著/講談社

6位 『日本国紀』百田尚樹 著/幻冬舎

7位 『妻のトリセツ』黒川伊保子 編著/講談社 ★

8位 『新章 神様のカルテ』夏川草介 著/小学館 ★

9位 『もっと言ってはいけない』橘 玲 著/新潮社

10位 『混物語』西尾維新 著/講談社 ★

11位 『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著/日経BP社 ★

12位 『お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する』ジム・ロジャーズ、大野和基 訳/PHP研究所 ★

13位 『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』百田尚樹、有本 香/産経新聞出版

14位 『かみさまは小学5年生』すみれ 著/サンマーク出版

15位 『生田絵梨花写真集 インターミッション』生田絵梨花、中村和孝 撮影/講談社

16位 『トラペジウム』高山一実 著/KADOKAWA

17位 『おしっこちょっぴりもれたろう』ヨシタケシンスケ 作・絵/PHP研究所 ☆

18位 『おしりたんてい みはらしそうの かいじけん』トロル 作・絵/ポプラ社

19位 『1R1分34秒』町屋良平 著/新潮社 ★

20位 『白秋期 地図のない明日への旅立ち』五木寛之 著/日本経済新聞出版社 ★

 

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)
「求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから」心に沁みる希林流生き方のエッセンス!

2018年9月15日、女優の樹木希林さんが永眠されました。樹木さんを回顧するときに思い出すことは人それぞれです。古くは、テレビドラマ『寺内貫太郎一家』で「ジュリー~」と身悶えるお婆ちゃんの暴れっぷりや、連続テレビ小説『はね駒』で演じた貞女のような母親役、「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに……」というテレビCMでのとぼけた姿もいまだに強く印象に残っています。近年では、『わが母の記』や『万引き家族』などで見せた融通無碍な演技は、瞠目に値するものでした。まさに平成の名女優と言えるでしょう。
樹木さんは活字において、数多くのことばを遺しました。語り口は平明で、いつもユーモアを添えることを忘れないのですが、じつはとても深い。彼女の語ることが説得力をもって私たちに迫ってくるのは、浮いたような借り物は一つもないからで、それぞれのことばが樹木さんの生き方そのものであったからではないでしょうか。本人は意識しなくとも、警句や名言の山を築いているのです。
それは希林流生き方のエッセンスでもあります。表紙に使用したなんとも心が和むお顔写真とともに、噛むほどに心に沁みる樹木さんのことばを玩味していただければ幸いです。

 


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