【平成30年度織田作之助青春賞・織田作之助U-18賞】青春賞は川勝浩人さん、U-18賞は織田香音さんが受賞
織田作之助賞実行委員会は12月3日、平成30年度「織田作之助青春賞」および「織田作之助U-18賞」の受賞作を発表しました。
平成30年度「織田作之助青春賞」・「織田作之助U-18賞」の受賞作が決定!
今回、織田作之助青春賞および織田作之助U-18賞には、それぞれ140編、26編の応募があり、その中から次の作品が受賞作に選ばれました。
■織田作之助青春賞
「ママの犬」 川勝浩人(かわかつ・ひろと)さん 21歳(応募時) 神奈川県藤沢市在住
※受賞作品の全文は、三田文学会発行の季刊文芸誌『三田文學』平成31年冬季号に掲載予定です。
■織田作之助U-18賞
「夏が死ぬ」 織田香音(おだ・かのん)さん 15歳(応募時) 兵庫県赤穂郡在住
※受賞作の全文は後日、ニュースサイト「毎日新聞」に掲載の後、平成31年3月上旬に織田作之助賞実行委員会発行の『文學回廊』に掲載予定です。
選考委員は両賞とも、柏木治さん(関西大学教授)、堂垣園江さん(作家)、吉村萬壱さん(作家)。
両作品のあらすじ、選考経過など詳細は、http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000453328.html をご覧ください。
なお、両賞の贈呈式は2019年3月5日17時から、12月6日に決定する第35回織田作之助賞とあわせて、大阪市中央区備後町2-5-8、綿業会館にて開催されます。
織田作之助青春賞および織田作之助U-18賞について
大阪生まれの作家・織田作之助の生誕70年を記念して、1983年(昭和58年)に「織田作之助賞」が創設されました。当初は公募の新人賞でしたが、2014年より、既刊の単行本を対象とする「織田作之助賞」と、公募の「織田作之助青春賞」「織田作之助U-18賞」の三本立てになりました。
3賞とも、大阪市、大阪文学振興会、関西大学、パソナグループ、毎日新聞社で構成される「織田作之助賞実行委員会」が主催。
織田作之助青春賞と織田作之助U-18賞は、ともに未発表の短編小説を公募する文学賞ですが、「青春賞」は、織田作之助がはじめて懸賞小説に応募した年齢の24歳までの若手を対象とし、「U-18賞」は高校生・中学生を中心とする18歳までの若者を対象としています。
なお、青春賞受賞者には、賞金30万円と記念品が、U-18賞受賞者には図書カード5万円分と記念品が贈られます
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