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新潮社が又吉直樹さんの『劇場』の初版部数は30万部と発表 初版部数としては村上春樹さんに次いで同社歴代2位

新潮社は10日、来月に発売される芥川賞作家でお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんによる初の恋愛小説『劇場』の初版部数が、村上春樹作品に次ぐ、新潮社歴代2位の「30万部」に決定したと発表しました。

 
この作品を一挙掲載した3月7日発売の文芸誌『新潮』4月号は、緊急重版分を含めて文芸誌としては異例の5万部を発行しましたが、発売日当日に売り切れる書店が続出し、重版分も含め、発売から10日余りで完売となっています。

 
新潮社のサイトでは、「もう、やばいです。とんでもないとこ、行ってますよ。僕の感想ですけど、芥川賞を取った『火花』より全然おもしろかった。これは、たまげた。ほんと、たまげた」(加藤浩次さん/3月17日放送「スッキリ!!」より)、「青春期の痛々しいまでの自意識。過去に後戻りはできないという冷厳な現実から来る後悔や悲しみ。そんな複雑な感情が丁寧にすくい上げられている。読み返すほどに味が出てくる作品」(3月11日付産経ニュース「文芸記者が読む」より)といった、芸能人や文芸記者からの評価も取り上げ、「単行本を待望する読者や書店に確実にお届けすべく」、初版部数は『火花』の倍にあたる「30万部」と決定しました。

 
これは、新潮社120年の歴史で、村上春樹さんの『1Q84 BOOK3』『騎士団長殺し 第1部/第2部』の50万部に次ぐ、歴代2位の初版部数となります。

 
5月11日、発売です。

 

劇場
又吉直樹、待望の第二作。自らの夢とうまくいかない現実のはざまでもがきながら、かけがえのない大切なひとを想いつづける、切なくも胸にせまる恋愛小説。

 
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