気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

『大丈夫!何とかなります 毛細血管は若返る』健康のカギは毛細血管が握っている! 毛細血管が若返ると免疫力もアップ

根来秀行さん著『大丈夫!何とかなります 毛細血管は若返る』

根来秀行さん著『大丈夫!何とかなります 毛細血管は若返る』

根来秀行さん著『大丈夫!何とかなります 毛細血管は若返る』が、主婦の友社より刊行されました。

 

健康のカギを握るのは毛細血管

毛細血管が健康だと、病気予防と不調改善が叶います。脳梗塞、心筋梗塞、がん、認知症などを予防し、腸内環境、高血圧、冷え、こり、だるさなどを改善します。

 
つまり、「病気になるか、ならないか」「老いるか、若々しさを保てるか」は毛細血管の健康状態に左右されるのです。

 

全身の血管の99%は毛細血管

今、世界中の先端医療が注目しているのは「毛細血管」です。

全身の血管の99%は毛細血管です。全身くまなくはりめぐらされ、細胞に酸素や栄養素を運び届け、二酸化炭素や老廃物の回収などを行います。つまり、毛細血管は全身の細胞と最前線でやりとりをする、血液循環や新陳代謝の主役なのです。

 
また、免疫力にもかかわります。ウイルスや細菌が感染した部位へ、免疫物質を運ぶ役割も担っているのです。

血流が悪くなると、毛細血管が免疫物質を運ぶ力も低下するので、病気にかかりやすくなるし、病気にかかると治りにくくなります。ほかに、体温を調節する、ホルモンを運び、情報を伝えるという働きもあります。

 

毛細血管は30代から衰え始める

毛細血管は30代ぐらいから衰え始め、乱れた生活習慣などによって、その老化や劣化のスピードは加速します。毛細血管がつまる、減るなどして、その先の血管が消えた状態をゴースト血管といいます。

 
そうなると、体にはさまざまな悪影響が表れます。代表的なものは、免疫力の低下、胃や腸などの消化器の不調、脳梗塞や認知症のリスクが上がる、腎臓のトラブルや高血圧などです。

 

質のよい睡眠は毛細血管の若返りに必須

しかし、生活を見直すことで、毛細血管を若返らせることができるし、増やすこともできるのです。毛細血管トレーニングのポイントは、血流を上げる、血管をゆるめる、血管をゆるめたままの時間を確保するの3つです。

「血管をゆるめたままの時間を確保する」というのは、要はきちんと睡眠をとる、ということです。大事なのは、睡眠の質と時間です。毛細血管の健康のためには、午後11時または12時にはベッドに入り、できるだけ日付が変わる前に眠りにつくようにしましょう。そして睡眠時間は7時間確保することを心がけてください。

 

毛細血管にいい食材を積極的にとろう

ルイボスティー、シナモン、ヒハツは、老化、劣化した毛細血管を若返らせる、毛細血管を増やすものとして強くおすすめしたい食材です。毛細血管の内皮細胞にある受容体Tie2(タイツー)は、毛細血管を強くするスイッチです。ルイボスティー、シナモン、ヒハツには、このTie2を活性化するピペリンという物質が含まれているのです。

 
ルイボスは南アフリカ共和国のケープタウン近くのみに自生するマメ科の植物。その葉を乾燥して発酵させたお茶がルイボスティーです。毛細血管の若返りにとって大事な、活性酸素を中和するフラボノイドが豊富に含まれています。

 
さらに、動脈硬化、糖尿病、胃弱や便秘、ストレス緩和など、さまざまな健康効果があるといわれているのです。味や香りにあまりクセがなく、飲みやすいこと、カフェインレスであることも人気です。

 
シナモンはクスノキ科の常緑樹で、乾燥させた樹皮をスパイスとして使います。ビタミンB1、B2、ナイアシン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など栄養豊富で、漢方の生薬としても用いられます。抗酸化物質も含まれていて、毛細血管の老化、劣化予防に役立ちます。

 
ヒハツは、東南アジアが産地の黒コショウの原種ともいわれる植物です。ヒハツをとると、老化、劣化した毛細血管が修復されたり、新しいピカピカの毛細血管が生まれたりすることにつながります。血流をよくして血圧を下げる働きもあります。

使い方は、基本的にコショウと同じと考えればいいでしょう。ただし、毎食のようにとると、胃腸などに負担をかけてしまうので気をつけてください。

 
本書では、上記以外にも、毛細血管が若返るさまざまな方法を紹介しています。日常生活の過ごし方や、食事のとり方、食べ物の選び方のコツ、呼吸、睡眠、入浴方法、運動のコツなど、幅広く簡単なものばかり。興味を持ったものから、ぜひ取り入れてみてください。

 

根来秀行さん プロフィール

著者の根来秀行(ねごろ・ひでゆき)さんは、東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了。医師/医学博士/ハーバード大学医学部客員教授。

東京大学医学部第二内科・腎臓内分泌内科・保健センター講師などを経て、現在、ハーバード大学医学部客員教授(Harvard PKD Center Collaborator、Visiting Professor)、ソルボンヌ大学医学部客員教授、杏林大学医学部客員教授、奈良県立医科大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。

専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、遺伝子治療、長寿遺伝子、時計遺伝子、自律神経、睡眠医学など多岐にわたり、最先端の臨床、研究、医学教育の分野で国際的に活躍中。

 

大丈夫!何とかなります 毛細血管は若返る
根来 秀行 (著)

毛細血管が若返れば、病気予防と不調改善が叶います!脳梗塞、心筋梗塞などを予防し、腸内環境、冷え、だるさなどを改善

健康のカギは、毛細血管が握っている!全身の血管の99%は毛細血管で、細胞の新陳代謝の最前線で働いています。
つまり、「病気になるか、ならないか」「老いるか、若々しさを保てるか」は毛細血管の健康状態に左右されるのです。
毛細血管は30代ぐらいから衰え始め、乱れた生活習慣などによって、その老化や劣化のスピードは加速します。
しかし、生活習慣を見直すことで、若返らせることができるし、増やすこともできるのです。
本書では、毛細血管が若返るさまざまな方法を紹介しています。
日常生活の過ごし方や、食べ方、食べ物の選び方のコツ、呼吸、睡眠、入浴方法、運動のコツなど、簡単なものばかり。興味を持ったものから、ぜひ取り入れてみてください。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です