「台湾漫画と京都の現代展」が開催〔10/9~10/14〕 京都国際漫画賞の大賞受賞者3名を招きシンポジウムも
「台湾漫画と京都の現代」展執行委員会は、祇王寺の特設ギャラリーと学校法人学園 大覚寺「嵯峨美術大学」にて、京都国際漫画賞の歴代の大賞受賞者より3名の人気作家を中心とした作品展を、2018年10月9日から10月14日まで開催します。
京都国際漫画賞の台湾人大賞受賞者を招き、展覧会&シンポジウムを開催!
日本のマンガは、台湾のマンガに多大な影響を与えており、また台湾のマンガそのものも独自な進化を遂げています。いまでは日本と台湾、そして台湾のマンガと日本文化は切っても切れない関係にあります。
「京まふ漫画賞」(現在の「京都国際漫画賞」)での台湾人受賞者たちは、日本での漫画家デビューを果たし素晴らしい活躍を見せています。
そこでANTENNA牛魚(あんてなぎゅうぎょ)さん、nyaroro(にゃろろ)さん、常勝(じょうしょう)さんという、京都国際漫画賞の大賞受賞者3名の人気作家を招いて、日本文化の根源でもある「平家物語」ゆかりの地、祇王寺の特設ギャラリーと、嵯峨美術大学を主会場に3名の作品展とシンポジウムを開催することとなりました。
展示内容について
<第一部>
■開催地:ギャラリー祇王寺
■所在地:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32 祇王寺内ギャラリー祇王寺
■開催日:2018年10月9日~10月14日(10:00~16:00)
■入場料:無料
■出品者:ANTENNA牛魚(あんてなぎゅうぎょ)さん/nyaroro(にゃろろ)さん/常勝(じょうしょう)さん
<第二部>
■開催地:嵯峨美術大学 罧原キャンパス 有響館(3階ラウンジと4階ラウンジ)
■所在地:京都市右京区嵯峨罧原町8番地
■開催日:2018年10月16日~10月27日(10:00~16:00 最終日12:00まで)※日曜日休館
■入場料:無料
■出品者:ANTENNA牛魚(あんてなぎゅうぎょ)さん/nyaroro(にゃろろ)さん/常勝(じょうしょう)さん/中村エイトさん
※第二部のみ、嵯峨美術大学デザイン学科キャラクターデザイン領域講師で、日本人イラストレーターの中村エイトさん(https://twitter.com/nkmr8)も出展。
第二部内:シンポジウム「古都で語る台湾漫画の今」について
■開催地:嵯峨美術大学 罧原キャンパス 有響館G401教室
■所在地:京都市右京区嵯峨罧原町8番地
■開催日:2018年10月19日(金) 開場:15:30/開演:16:00~18:00
■入場料:無料
■事前申し込み:不要
■登壇者:常勝さん(台湾人漫画家)/nyaroroさん(台湾人漫画家)/ANTENNA牛魚さん(台湾人漫画家)/安齋レオさん/中村エイトさん/呉ジンカンさん
出品者プロフィール
■最強・SF 常勝(じょうしょう)さん
台湾台北在住。2004年にプロデビューした。驚異的な画力と奇想天外な題材を得意とする漫画家。
2011年に『BABY.』で台湾最高峰の漫画賞「金漫奨」の「最優秀少年漫画賞」「年度最優秀漫画賞」を受賞。2013年に『OLDMAN奧徳曼(オールドマン)』が日本外務省の「第六回国際漫画賞」に入選し、同じく2013年の「金漫奨」の「最優秀少年漫画賞」を受賞。2017年には『隱藏關カー(※)THL(隠しステージ)』で「金漫奨」の「最優秀少年漫画賞」と「京都国際漫画賞」の台湾部門大賞を受賞。
フランスのアングレームや日本の東京・京都などでサイン会と座談会を開催し、台湾で最も代表的な漫画家の一人。
★URL:https://www.facebook.com/jlcomic/
※カー:機種依存文字。正しくは「上」「下」で一文字の漢字
■美しき・ファンタジー nyaroro(にゃろろ)さん
台湾で数多くの小説の表紙イラストを担当する人気漫画家・イラストレーター。2014年に東立出版社の「星少女」月刊で漫画家デビューを果たす。
2015年に『魔王與小王子(魔王と若王子)』で「第一回京まふ漫画賞」(現「京都国際漫画賞」)に入選し、翌年に台湾デビュー作『Debug-筆電的使用手冊-(ノートパソコンのマニュアル)』で「第二回京まふ漫画賞」(現「京都国際漫画賞」)の大賞を獲得。
2017年に日本の『月刊Gファンタジー』の2017年10月号に読み切り『ジュリアンと咎』を掲載。ファンタジーを主に制作し、清潔感のある画風と温かみのある物語で絶大な人気を誇っている。
★URL:http://nyaroro.wixsite.com/index
■極美・暗黒 ANTENNA牛魚(あんてなぎゅうぎょ)さん
台湾を代表する漫画家・イラストレーター。台湾の同人誌即売会で絶大な人気を誇り高いデザインセンスを持ち、華麗かつダークな画風を得意としている。
イラストレーターとしては広くアジアで高い評価を受け、2012年には台湾「角川ライトノベル」イラスト部門で金賞を受賞。2013年に台湾で最高峰のマンガ賞「金漫奨」の入選を果たした。
そして2015年の「第一回京まふマンガ賞」(現「京都国際漫画賞」)で大賞を受賞し、『ヒバナ』(小学館)の『Blue Rose Age』連載で、日本での漫画家デビューを果たしている。さらなる活躍が期待される、新世代台湾人漫画家の旗手である。
★URL:https://www.facebook.com/pg/bxw2015/about/?ref=page_internal
【関連】
▼台湾漫画と京都の現代展第一部と第二部