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【訃報】詩人のデレック・ウォルコットさんが死去 カリブ海域で初めてノーベル文学賞を受賞

詩人で劇作家のデレク・ウォルコットさんが3月17日、カリブ海のセントルシアの自宅で死去しました。87歳。

 
デレク・ウォルコットさんは、当時イギリス領だったセントルシアに生まれ、18歳で初めての詩集を発表。西インド諸島大学を卒業後、ニューヨークで演劇を学び、劇作家としても活躍するようになります。

1992年には、カリブ海諸国出身者として初めてノーベル文学賞を受賞。また作品を通じて植民地や奴隷の歴史を持つカリブ海諸国の文化発信に貢献したとして、2016年にセントルシアが創設したナイト爵位を授与されています。

 
のちに「カリブ国民演劇の旗艦(フラッグシップ)」と呼ばれることになる、劇団「トリニダード・シアター・ワークショップ(TTW)」を旗揚げしたことでも知られています。

米国・ボストン大学教授、英国・エセックス大学教授なども歴任。著書に『オデッセイ』などがあります。

 

オデッセイ
1992年ノーベル文学賞受賞作家ウォルコット—-トロイ戦争の後、苦難の果てに故郷にたどり着いたオデュッセウスの物語を、カリブ海域文化に特有のドラマティックな活力や比喩に満ちた言葉で生き生きと描いた傑作戯曲。

 


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