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【訃報】漫画家・国友やすゆきさんが死去 『JUNK BOY』『100億の男』『幸せの時間』など

漫画家の国友やすゆき(くにとも・やすゆき=本名:国友泰之)さんが9月20日、死去しました。65歳。福岡県出身。

 
国友やすゆきさんは、1953年生まれ。福岡県立東筑高等学校、早稲田大学を卒業。大学では漫画研究会に所属し、在学中の1974年、『増刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載された「最後の少年野球」でデビュー。

『漫画アクション』(双葉社)で1985年から1989年に連載された『JUNK BOY』は500万部を超えるヒットとなり、1987年にはアニメ化もされています。また、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で1994年から1996年に連載した『100億の男』は、フジテレビ系列(関西テレビ制作)にて緒形直人さん主演で連続ドラマ化。『漫画アクション』で1997年から2001年に連載された『幸せの時間』も田中美奈子さん主演で連続ドラマ化され、フジテレビ系列(東海テレビ制作)にて放送されました。

なお、『週刊ポスト』(小学館)に連載中の『愛にチェックイン』は8月31日号よりから休載となっていました。

他の著書に、『新・幸せの時間』『コッコちゃん』『カネが泣いている』『X一(バツイチ) -愛を探して-』『総理の椅子』『ウタ★マロ~愛の旅人~』『ダブル~背徳の隣人~』など。

 

ジャンク・ボーイ : 1 (アクションコミックス)
女にモテまくりの人生をもくろみ、マスコミへの就職をもくろむ日本一のスケベ男・山崎良介。奇跡的にも雑誌・ポテトボーイの編集者として雇われ、持ち前のバイタリティと純粋なスケベ心を武器に、業界に旋風を起こす!?「幸せの時間」の作家・国友やすゆきが放つ青春コミックス!!

 
100億の男(1) 100億の男 (ビッグコミックス)
俺の人生…、100億で買ってください!平凡なサラリーマンであった富沢琢矢は母親の借金の保証人になったために100億の借金を背負う。100億の価値を持つ男となるべく、自身の人生を久我山天善に売るが…。大金と美女を手に入れてがけっぷちから這い上がれ!テレビドラマ化もされた人気作が登場。

 
幸せの時間(1) (漫画アクション)
坂のある新興住宅地に引っ越したエリートサラリーマン一家。絵に描いたような家族の幸せの時間が始まるはずだったが、ある雨の日を境にし て、浅倉家は抗いがたい「運命」の渦に呑み込まれ、幸せな家庭が静かに壊れてゆく……。早稲田大学漫研出身の作者が、実社会で活躍する同世代像を描いた迫 真のリアリティ! 注目の人気作にして問題作!!

 
愛にチェックイン(1) (ビッグコミックス)
ビジネスホテルを中心に全国でチェーン展開する「サイコーホテルグループ」運営部に所属するサラリーマン・泊優太郎。温厚質実を絵に描いたようなホテルマンである彼の仕事は、傘下のホテルをまわって売り上げを調査したり、オペレーションがきちんと行なわれているかチェックすることだ。そして時には、表沙汰にできないようなお客様のトラブル処理だってしなければならない。
 そんな泊にある日、「博多のホテルでトラブル発生!」との緊急連絡が入った。さっそく新幹線で急行した泊は、降り立った博多の駅でひょんなことから巨乳キャリアウーマンのおっぱいをわしづかみしてしまい、ビンタを食らってしまう。
 到着早々、博多女の強烈な洗礼を受けた泊だったが、トラブル相手の会社との交渉を翌日に控え、地元ホテルの担当者と中州の屋台で打ち合わせがてらいっぱいやることに。すると、その屋台に一人の女性客が入って来た。ブラウスの胸ボタンが今にもはじけとびそうな巨乳――見れば、駅で泊を張り倒したあの女性ではないか! おまけに彼女こそ、トラブル相手の会社の交渉担当者だという。泊、絶体絶命!

 


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