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短歌×電子書籍 歌壇賞受賞歌人・服部真里子さん第一歌集『行け広野へと』の電子書籍版を配信

服部真里子さん第一歌集『行け広野へと』の電子書籍版を配信

服部真里子さん第一歌集『行け広野へと』の電子書籍版を配信

文藝春秋は、歌人・服部真里子さんの第一歌集『行け広野へと』の電子書籍版を9月7日より主要電子書店にて配信開始しました。

 

歌集を電子化!服部真里子さん『行け広野へと』が配信!

服部真里子さんは、歌壇はもとより、短歌に普段なじみのない読者からの支持も厚い注目の歌人のひとりです。

2014年に本阿弥書店から刊行された本書には19歳から27歳までの間に作られた289首が収録されています。現在3刷が出版されており、その年のもっともすぐれた新人の歌集に贈られる「現代歌人協会賞」を受賞した作品でもあります。

 
「三月の真っただ中を落ちてゆく雲雀、あるいは光の溺死」
「雪は花に喩えられつつ降るものを花とは花のくずれる速度」
「春だねと言えば名前を呼ばれたと思った犬が近寄ってくる」
「八月をすぐ遠景にしてしまう日暮れの舟のしずかな離岸」
「遠雷よ あなたが人を赦すときよく使う文体を覚える」
(『行け広野へと』より抜粋)

 
なお、今月末には第二歌集『遠くの敵や硝子を』(書肆侃侃房)が上梓されることが決まっています。

 

服部真里子さん プロフィール

服部真里子さん

服部真里子さん

著者の服部真里子(はっとり・まりこ)さんは、1987年横浜生まれ。

2006年、早稲田短歌会入会、作歌を始める。2009年、同人誌「町」参加。2011年解散。2012年、未来短歌会所属。

「行け広野へと」で第55回短歌研究新人賞次席。2013年、「湖と引力」で第24回歌壇賞受賞。同年、未来賞受賞。
2014年、第一歌集『行け広野へと』刊行。2015年、『行け広野へと』で第59回現代歌人協会賞受賞。

2018年。第二歌集『遠くの敵や硝子を』刊行予定。

 

行け広野へと 【文春e-Books】
2012年「行け広野へと」で短歌研究新人賞次席、2013年歌壇賞受賞。
注目の歌人・服部真里子の第一歌集『行け広野へと』(2014年本阿弥書店刊)を電子書籍化。

19歳から27歳までの8年間に作られた歌から、全289首を収録。
現代歌人協会賞受賞作。

 


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