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中国からの引揚げ経験を持つちばてつやさんと森田拳次さんが明かす「ぼくらが見た戦争~漫画家が伝える引揚げ体験」

中国からの引揚げ経験を持つちばてつやさんと森田拳次さんが明かす「ぼくらが見た戦争~漫画家が伝える引揚げ体験」

中国からの引揚げ経験を持つちばてつやさんと森田拳次さんが明かす「ぼくらが見た戦争~漫画家が伝える引揚げ体験」

電子書籍販売サイト「eBookJapan」は、「あの記憶を忘れない~終戦の日特集2018~」として、中国からの引揚げ経験を持つ漫画家・ちばてつやさんと森田拳次さんが2017年8月5日に行った対談イベント「ぼくらがみた戦争~漫画家が伝える引揚体験」の模様を、8月6日より公開しています。

また、本特集公開に合わせ、『ひねもすのたり日記』(ちばてつやさん)、『赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD』(山本おさむさん)、『戦争めし』(魚乃目三太さん)など“戦争”をさまざまな側面から描いた漫画を129作品、『長く高い壁 The Great Wall』(浅田次郎さん)、『指の骨』(高橋弘希さん)、『インパール』(高木俊朗さん)など戦争文学・評論を189作品を取り上げています。

★「あの記憶を忘れない~終戦の日特集2018」特設ページ
https://www.ebookjapan.jp/ebj/content/etc/sensou/index.asp

 

対談本文より(抜粋)

――お互いが引揚げ者であることを知ったのは、不意な発言からだったようですね。

ちばてつやさん:そうですね。日本と中国が国交回復したときですね。出版社で、漫画家たちの集まりがあったんです。みんなが新聞見ながら、「あ、国交が回復した」なんて言ってる時に、「あ、中国へ行けるんだ、懐かしいな」って話をしたんですよ。そうしたら「なんで懐かしいの?」って聞かれますよね。

――ああ、なりますね。

ちばてつやさん:どうしようかなっていう感じで、声をひそめて「俺、引揚者なんだよ」って言ったの。そしたら「え、俺もそうだよ」って、何人か笑って名乗り出てきたんです。その中に赤塚さんとか森田さん、北見さんがいて、みんな引揚者だったのかってわかったことがありましたね。それまでも凄く仲のいい友達だったんですけど、さらに縁みたいなのを感じましたね。

――森田さん、その、「引揚げ者」であったことは何か後ろめたく、言いづらい事だったのですか。

森田拳次さん:そうですね。子供の頃はやっぱりなんとなく引揚げてきたっていうことに、コンプレックスを感じていましたね。大体みんな持ち家じゃなくて、引揚連中の宿舎のような倉庫とか、そういうとこに住んでいた人が多かった。やっぱりなんとなく後ろめたいのもありましたね。

 

ちばてつやさん プロフィール

1939年1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれ、同年11月、朝鮮半島を経て1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。1945年終戦。翌年、中国より引揚げる。

1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年『ママのバイオリン』で雑誌連載を始め、1961年『ちかいの魔球』で週刊少年誌デビュー。主な作品に『1・2・3と4・5・ロク』『ユキの太陽』『紫電改のタカ』『あしたのジョー』(原作:梶原一騎さん)、『おれは鉄兵』『あした天気になあれ』『のたり松太郎』など多数。

『1・2・3と4・5・ロク』にて第3回講談社児童まんが賞(1962年)、『おれは鉄兵』にて第7回講談社出版文化賞(1976年)、『のたり松太郎』にて第6回日本漫画家協会特別賞(1977年)、第23回小学館まんが賞(1978年)を受賞。2001年これまでの青少年・少女に元気を与え続けた全作品に対して文部科学大臣賞、2002年紫綬褒章を授章。公益社団法人日本漫画家協会理事長。

 

森田拳次さん プロフィール

1939年5月11日生まれ。東京都出身。少年時代を満州国(現在の中華人民共和国東北部)で過ごす。

1956年、17歳で単行本デビュー。『丸出だめ夫』『ロボタン』など数々のギャグ漫画を発表。1970年、ひとコマ漫画家として身を立てる決意をし、単身渡米。現地の新聞、雑誌等にひとコマ漫画を描く。

帰国後「FECO NIPPON」を結成する。のちに「JAPUNCH」に改称。現在も第一線のひとコマ漫画家として活躍中。 講談社児童漫画賞、日本漫画家協会賞など数々の賞を受賞。

中国引揚げ漫画家の会、「私の八月十五日」の会(代表幹事)を立ち上げ、第二次世界大戦の記憶を風化させない活動を行っている。

 
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