難解と言われる「村上春樹」作品を読み解くヒントが満載の「用語辞典」が刊行 ブックカフェ「6次元」ナカムラクニオさん、道前宏子さんがイラストとともに解説
村上春樹さんのファン、ハルキストの聖地と呼ばれるブックカフェ「6次元」のナカムラクニオさんと道前宏子さんのお二人が、村上春樹さんにまつわるさまざまな用語をイラストとともに辞典形式で解説する『村上春樹語辞典 村上春樹にまつわる言葉をイラストと豆知識でやれやれと読み解く』が、誠文堂新光社より刊行されました。
村上春樹さんにまつわる用語を、イラストとともに500語以上解説!
本書には、翻訳を含む全作品から、主な登場人物、頻出するキーワード、作家の名言や学生時代の逸話まで500語以上が収録されています。
村上作品で印象的な、料理やカクテル、独特な比喩表現、外国語版の装丁など、さまざまな角度から楽しめるコラムも充実。また、作家ゆかりの地を紹介したマップも付いており、実際にその場所に赴く楽しみ方もできます。
本書の目次
■キーワードで読み解く 村上春樹ワールド
■村上春樹クロニクル
■村上春樹作品における ファンタジーとリアリズムの年表/長編と短編の相関図
■村上春樹語辞典
【コラム】
村上食堂/BAR村上へようこそ/映画化された村上春樹/装丁をめぐる冒険 世界の村上春樹と翻訳ワンダーランド/村上動物園/意味がなければ「比喩」はない/ハルキストのデッド・ヒート/村上春樹図書館/「やれやれ」について語るときに我々の語ること。/「幻の村上作品」を探して
【Book in Book】
村上春樹おさんぽMAP
著者プロフィール
■ナカムラ クニオさん
1971年東京都生まれ。映像ディレクター、ブックカフェ「6次元」店主。
著書に『人が集まる「つなぎ場」のつくり方』(CCCメディアハウス)、『さんぽで感じる村上春樹』(ダイヤモンド社)、『パラレルキャリア』(晶文社)、『金継ぎ手帖』(玄光社)、『猫思考』(ホーム社)などがある。
■道前 宏子(どうぜん・ひろこ)さん
1981年神奈川県生まれ。編集者。ブックカフェ「6次元」を運営。絵本雑誌、書籍などの編集に携わる。ナカムラさんとの共著に村上作品の舞台を案内する『さんぽで感じる村上春樹』(ダイヤモンド社)がある。