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【訃報】漫画家・谷口ジローさんが死去 『孤独のグルメ』など

『孤独のグルメ』などで知られる漫画家の谷口ジロー(本名治郎=じろう)さんが2月11日、病気のため東京都内で亡くなりました。69歳。葬儀・告別式は親族のみで行うとのことです。

 
谷口ジローさんは、鳥取市出身。京都の洋品卸会社に勤めた後、上京。1971年に『嗄れた部屋』でデビューしました。代表作『歩くひと』や『遥かな町へ』などは翻訳版が刊行されており、フランス語圏での人気・評価が高く、数々の賞も受賞しています。

1991年に『犬を飼う』で小学館マンガ賞審査員特別賞を受賞、1998年には、作家の関川夏央さんとの共著で、明治の文豪らの姿を描いた『「坊っちゃん」の時代』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しました。2011年にはフランスの芸術文化勲章「シュバリエ」を受章。

 
1994年に連載を開始した、久住昌之さん原作・谷口さん作画の『孤独のグルメ』は、2012年に俳優の松重豊さん主演で連続ドラマ化されヒット。現在、シーズン5まで制作され、シーズン6の制作も決定しています。

 
サンケイスポーツでは、漫画評論家で同志社大教授の竹内オサムさんの話として、「フランスなどで発展した漫画、バンド・デシネの影響を強く受けており、欧州で特に評価が高かった。絵は細密で安定し、日常をさりげなく切り取った。日本人漫画家には珍しい作風で、独特の作品世界にはコアなファンが多かった。「孤独のグルメ」に代表されるように、中年男性をリアルに、落ち着いたタッチで描くのもうまかった」とのコメントを掲載しています。

 

孤独のグルメ 【新装版】
個人で輸入雑貨商を営む主人公が一人で食事をするシチュエーションを淡々と描くハードボイルド・グルメマンガ。’94~’96年に月刊誌『パンジャ』(現在は休刊)に連載され、’97年に単行本化、’00年に文庫化。ジワジワと売れ続け、累計10万部を突破したロング&ベストセラーが新装版として登場しました。10年ぶりの新作に加え、久住昌之×谷口ジロー×川上弘美による鼎談も収録。『孤独のグルメ』誕生秘話など、ファンなら見逃せない話題もたっぷり。もちろん初めて読む方も満足できる充実の一冊です。

新装版『坊っちゃん』の時代
明治三十八年。現代人たる我々が想像するより明治は、はるかに多忙であった。
漱石 夏目金之助、数え年三十九歳。
見通せぬ未来を見ようと身もだえていた──近代日本の青年期を、散り散りに疾駆する群像をいきいきと描く、関川夏央・谷口ジローの黄金コンビが放つ一大傑作。
第二回手塚治虫文化賞を受賞。新装版は全5部。

 
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