【第24回与謝野晶子短歌文学賞】文科大臣賞は堺市の丸野幸子さんらが受賞
産経新聞社が主催する生誕140年記念「第24回与謝野晶子短歌文学賞」の入賞作品が決定しました。
「第24回与謝野晶子短歌文学賞」入賞作品
第24回与謝野晶子短歌文学賞には、短歌1万6690首(一般部門2161首、青春の短歌1万4529首)が寄せられ、その中から入賞作品が選ばれたました。
入賞作品は次の通りです。
【一般部門】
■文部科学大臣賞
「母さんのいてへん夜の父さんはわらわんのやでと娘は笑う」(堺市南区・丸野幸子さん)
■産経新聞社賞
「いつしかに伝言板の消えし駅いまも目をやる小さな空間」(名古屋市名東区・羽生由紀子さん)
■堺市長賞
「膝を折る駱駝(らくだ)立つ時「つかまれ」とベルベル人が日本語に言ふ」(埼玉県越谷市・髙橋京子さん)
【青春の短歌】
■文部科学大臣賞
「自由って安定しない物質だ時々固体ほとんど気体」(愛知県立豊橋西高校・峯田静里香さん)
■青春の短歌賞 高校生の部
「集会で満員電車で長い廊下でノートの隅でさえ君に出くわす」(福井県立藤島高校・四方海羽さん)
■同 中学生の部
「姉の名は茜、私の名は空、ふたり並んで夕風受ける」(静岡市立清水第七中学校・望月空さん)
表彰式は5月20日(日)、ホテル・アゴーラ リージェンシー堺(堺市堺区戎島町4-45-1)で行われます。
また前日の19日(土)には、今野寿美さん、米川千嘉子さん、永田紅さんによる特別鼎談「女性歌人の現代」が開口(あぐち)神社(堺市堺区甲斐町東2-1-29)で開催されます。
※表彰式等の詳細は「イベントスクランブル」(https://www.eventscramble.jp/e/yosano/)でご確認ください。
与謝野晶子短歌文学賞について
与謝野晶子短歌文学賞は、堺で生まれ育ち、若い女性の情念を率直に歌い上げた歌集『みだれ髪』で歌壇にセンセーションを巻き起こした歌人・与謝野晶子(1878~1942)を顕彰する公募短歌大会です。
産経新聞社が主催。堺市、堺市教育委員会、与謝野晶子倶楽部、堺歌人クラブが共催。EH株式会社が特別協賛。
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