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電子書店5社が「日本電子書店連合」を発足 読者への正規版購入と著者への収益還流を促進

電子書店5社が「日本電子書店連合」を発足

電子書店5社が「日本電子書店連合」を発足

「めちゃコミック」「eBookJapan」「コミックシーモア」「Renta!」「まんが王国」の各運営会社5社が発起人となり、健全な市場の発展を目的とした「日本電子書店連合」を4月16日に発足しました。

今後、電子書店を展開するほかの事業者にも広く参加を呼び掛け、連携して活動を進めていく予定です。

 

「日本電子書店連合」設立の背景

インターネットやスマートフォンの進化にともなって電子書籍市場は毎年2ケタ成長を続け、2017年には2001億円」に達しました(出版科学研究所調べ)。とりわけその8割を占める電子コミックが成長を牽引しており、昨年のコミックス(単行本)の売上は電子版が紙を上回りました。

しかし、その一方で、「海賊版サイトをはじめとしたさまざまな問題が起きていることも事実」であり、これらの問題を解決するため、政府により著作権保護に関する法整備や海賊版サイトに対するブロッキングなどの対策が検討されています。

そのような状況の中、「読者に対する正規版購入への理解と啓蒙活動が不可欠」と考え、「業界関係者の皆様と連携して正規版購入を促す取り組みを進め、利益を適切に還元することで出版社や著者の方々が創作活動に力を注ぐことのできる環境整備に尽くして」いくとのことです。

 

「日本電子書店連合」基本情報

■団体名:日本電子書店連合(Japan E-Bookstore Association)

■設立目的:電子書店として、業界関係者と連携し、健全な電子書籍市場の発展を目指す

■活動内容
1.電子書籍読者への正規版購入の理解と啓蒙活動
2.電子書籍市場関係者との連携を含む海賊版サイト対策
3.その他健全な市場発展を阻む事象への対応

■発起人および主なサービス
株式会社アムタスめちゃコミック
株式会社イーブックイニシアティブジャパンeBookJapan
エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社コミックシーモア
株式会社パピレスRenta!
株式会社ビーグリーまんが王国

 


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