『POPEYE』ニューヨーク特集は伊丹十三さん著『ヨーロッパ退屈日記』をオマージュ 人生は退屈な日々の連続だ。 だから時々、ニューヨークにでも行きたくなるのか?
マガジンハウスが発行する雑誌『POPEYE(ポパイ)』5月号は、2018年4月9日に「ニューヨーク退屈日記。」特集を発売しました。
蓮沼執太さん、近藤聡乃さん、佐久間裕美子さんほか、現地からの寄稿も含め27本のエッセイを収録
約3年半ぶりのニューヨークの特集は、若かりし頃の伊丹十三さんが1960年代にヨーロッパ諸国で実見して知ったことを誠心誠意書いたエッセイ集『ヨーロッパ退屈日記』に倣い、2018年のニューヨークを『POPEYE』編集部が歩き、見て知った事実をまとめた「読むガイド」です。
ブルックリンのギャラリーで個展のための制作をしていた音楽家・蓮沼執太さん、漫画『ニューヨークで考え中』の著者・近藤聡乃さん、『ヒップな生活革命』の著者・佐久間裕美子さんほか、現地からのエッセイも収録。
ニューヨークの郷土料理やハンバーガーなどの食はもちろん、クイーンズやハーレムにも足を延ばし、ニューヨークのあれこれを深く考えてみた特集です。
特集タイトルの基となった著書『ヨーロッパ退屈日記』をきっかけに、映画監督、俳優、料理人、雑誌編集長……と肩書にとらわれず、常に本当のことを伝えようとした伊丹十三さんのバイオグラフィーを振り返る「ぼくのおじさん 伊丹十三」企画も収録。
「ニューヨーク退屈日記。」収録エッセイ
#01 着いたらまず、『ニューヨーカー』を買う。
#02 トラッドの朝は早い。
#03 ティファニーで朝食を、映画の舞台で昼食を。
#04 久しぶりにトム・ブラウンに会う。
#05 ニューヨークのタワー、どこから見るか。
#06 天井から何か吊り下がっている店。
#07 この街の“レジェンド”に会いに。
#08 極私的、ニューヨークアート回遊。
#09 ニューヨークに郷土料理はあるのか。
#10 J・Jに教えたかった、ブルックリンの書店。
#11 オールドスクール・ニューヨークを探して。
#12 小さな出版社、J&L Booksを訪ねて。
#13 スケーターとネオンサイン。
#14 ジューイッシュ街を歩く。
#15 ハーレムの伝説をのぞきに行ってみた。
#16 NYFWとインフルエンサー狂想曲。
#17 クラシックVSモダン。ハンバーガーも小さくなっているのか。
#18 NYっ子に聞いた、この街とチップのこと。
#19 モデカイの行きつけを一緒に回る。
#20 鈴木大器さんのニューヨーク案内 from「D.S.N.Y」。
#21 この街のもうひとつのローカル、クイーンズへ。
#22 バスで見つけた、都会の中の田舎。
#23 お土産を買うのは、楽しくて時間がかかる。
#24 ドアマン・イン・アッパーイーストサイド。
#25 ニューヨーカーのマナーを教えよう。
#26 “ジェントリフィケーション”って何だ?
#27 ナイン・ナイツ・ストーリーズ。
「ぼくのおじさん 伊丹十三」にてインタビューされた方々
松家仁之さん(作家、編集者)
荒内佑さん(cero)
大根仁さん(映像ディレクター、映画監督)
周防正行さん(映画監督)
シティボーイの先輩といえば、伊丹十三。
その十三先輩が、1960年代、ヨーロッパ滞在中に残した名エッセイが『ヨーロッパ退屈日記』。
あれから半世紀が過ぎ、自由の地、ニューヨークの街を舞台に、僕らもいろいろ考えてみました。
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▼ニューヨーク退屈日記。― POPEYE (ポパイ) ― シティボーイのためのファッション&カルチャー誌 | マガジンハウス