【H氏賞・現代詩人賞】H氏賞に十田撓子さん『銘度利加』 現代詩人賞は清水茂さん『一面の静寂』
第68回H氏賞および第36回現代詩人賞の選考会が3月3日、東京都内で開催され、それぞれ受賞作品が決定しました。
第68回H氏賞・第36回現代詩人賞が決定!
第68回H氏賞および第36回現代詩人賞の受賞作品は次の通りです。
■第68回H氏賞
十田撓子(とだ・とうこ)さん
『銘度利加』(思潮社)
選考委員:浜田優さん(選考委員長)、石田瑞穂さん、伊藤浩子さん、片岡直子さん、高橋玖未子さん、たかとう匡子さん、菊田守さん
■第36回現代詩人賞
清水茂(しみず・しげる)さん
『一面の静寂』(舷燈社)
選考委員:野沢啓さん(選考委員長)、金井雄二さん、國峰照子さん、黒岩隆さん、須永紀子さん、高岡修さん、塚本敏雄さん
H氏賞および現代詩人賞の受賞者には、それぞれ賞金50万円と記念品が贈られます。授賞式は5月27日午後1時から、東京・飯田橋のホテルメトロポリタン エドモント開催。
H氏賞・現代詩人賞について
H氏賞は、実業家の平澤貞二郎さんが1950年、詩を目指す新人のために私財を投じて基金を創設し、日本現代詩人会が主催する文学賞です。新人の優れた現代詩の詩集に贈られます。
なお、賞の名称は、平澤さんが自身の名前を公表する事を固辞したことから、ご本人のイニシャルをとって定められたものです。
選考は毎春、前年1月1日から12月31日の間に発行された新人の全詩集が対象となり、日本現代詩人会会員投票と選考委員の推薦により決定されます。
また1983年には、中堅以上の詩人を対象とし、優れた日本の現代詩集に贈られる現代詩人賞が創設されました。
銘度利加
さきの世で繋がる人たちはとうに立ち去った とても遠い呼び声を ずっと聞いていたような気がする (「銘度利加」) この土地を行き交う者たちの気配を、胎内に響かせ、鎮める、聖なるうた声。待望の第1詩集。
さきの世で繋がる人たちはとうに立ち去った とても遠い呼び声を ずっと聞いていたような気がする (「銘度利加」) この土地を行き交う者たちの気配を、胎内に響かせ、鎮める、聖なるうた声。待望の第1詩集。
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