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【第9回鮎川信夫賞】暁方ミセイさん『魔法の丘』と宗近真一郎さん『リップヴァンウィンクルの詩学』が受賞

第9回鮎川信夫賞は3月2日、日本出版クラブ会館で選考会が行われ、受賞作品が決定しました。

 

第9回鮎川信夫賞 受賞作品

第9回鮎川信夫賞には、公募と推薦のあった102冊の詩集・詩論集(ただし翻訳、再版、選集、外国語によるものは除く)の中から、次の2作品が選ばれました。

 
■鮎川信夫賞

暁方ミセイ(あけがた・みせい)さん
『魔法の丘』(思潮社)

宗近真一郎(むねちか・しんいちろう)さん
『リップヴァンウィンクルの詩学』(響文社)

 
選考委員は、北川透さん、吉増剛造さん。
「受賞のことば」「選考経過」など詳細は、『現代詩手帖』2018年4月号に掲載されます。

なお、受賞者には賞金50万円(各25万円)が贈られます。贈呈式は、2018年4月20日(金)午後6時30分より、アルカディア市ヶ谷にて開催。

 
【最終候補作品】

暁方ミセイさん『魔法の丘』(思潮社)
榎本櫻湖さん『Rontgen、それは沈める植木鉢』(思潮社)
近藤洋太さん『SSS』(思潮社)
多和田葉子さん『シュタイネ』(青土社)
広瀬大志さん『魔笛』(思潮社)

松尾真由美さん『花章 ディヴェルティメント』(思潮社)
江田浩司さん『岡井隆考』(北冬社)
佐々木幹郎さん『中原中也 沈黙の音楽』(岩波新書)
宗近真一郎さん『リップヴァンウィンクルの詩学』(響文社)
和田忠彦さん『遠まわりして聴く』(書肆山田)

 

鮎川信夫賞について

鮎川信夫賞は、2009年に『現代詩手帖』の創刊50周年を契機に創設。鮎川信夫現代詩顕彰会が主催。

戦後の現代詩を代表する詩人の鮎川信夫さんにちなみ、時代に向き合うすぐれた詩集・詩論集に贈られる文学賞です。

 

魔法の丘
光は高純度 あんなにぺらぺら折れながら 酸素もない場所を通ってくるのに わたしは温かな生命活動を まだ続けていくのが悲しかった (「冬の太陽」) 見つめるものは見つめ返される―。受信体となり、詩人は知覚の縁へと果敢に歩んでゆく。注目の最新詩集。

 
リップヴァンウィンクルの詩学
タイム・スリップがメルヘンを駆動する!抵抗への詩的フィールドワーク。

 
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