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画業50周年!わたせせいぞうさんが半生を振り返る『ボクのハートフルライフ』が刊行

わたせせいぞうさんが半生を振り返る著書『ボクのハートフルライフ』が立東舎より刊行されました。

 

描き下ろしのカバー装画による画業50周年記念出版

本書は、2023年2月14日から同年4月29日まで「西日本新聞」に連載された回想録「ボクのハートフルライフ」(聞き手:壇知里さん)に加筆・修正を施し、さらには自選のコミック作品やイラストレーション作品も併録したものです。

 
幼少期の思い出から、絵画に目覚めた頃の逸話、損保会社でのさまざまな経験、そしてもちろん「ハートカクテル」を始めとしたわたせ作品の創作秘話などが明かされ、実際の作品を見ることもできるので、「ことば」と「絵」でわたせワールドを堪能可能となっています。

 

本書の構成

プロローグ

第1章 故郷 北九州
・戦禍を逃れ北九州へ
・駐留米軍 カラフルをもたらす
・神戸“留学“
・夢は新聞記者
・故郷を追われ

第2章 ネオンの街 東京へ
・音楽に熱中した大学時代
・父と母
・営業マン渡瀬政造 誕生
・漫画家デビュー
・長野転勤で漫画断念

第3章 二足のわらじ
・「わたせせいぞう」誕生
・両立生活のコツ
・目指すは営業成績No.1
・独立を決意
・幻のディズニーランド

第4章 ハートカクテル
・250話のラブストーリー
・名編集長からのスカウト
・カラー漫画の苦労
・ハートカクテル旋風
・マネージャーは妹

第5章 色彩の旅人
・江戸や絵本にも挑戦
・戻ってきた故郷
・わたせ教授の想像力講義
・2代目マネージャーは元ファン
・30年越しのハートカクテル復活

エピローグ

 
【自選再録作品】
バラホテル(門司港)/単行本初収録
ハートカクテル「バラホテル」「バイク・サクランボ・イパネマの娘」「海の見える借家とクロワッサン」
菜ふたたび「愛し愛されて」
Dr.愛助の孤独「歯科医 五島愛助」
ハートテレフォン「雨上がる」「なみ姉とボタン」
他、イラスト作品

 

著者プロフィール

 
■わたせせいぞうさん

1945年生まれ。兵庫県神戸市出身、北九州小倉育ち。早稲田大学法学部卒業後、サラリーマン生活の傍ら漫画制作を始める。1974年、『ビッグコミック』第13回コミック賞入賞を機にプロ活動を開始、1983年に連載開始した「ハートカクテル」で大人気となる。

大人の恋愛の機微を描いた漫画作品の他、音楽ジャケットや企業広告、雑誌等のイラストを多数手がける。白金台、武庫之荘、門司港に常設ギャラリーを開設、百貨店等での展覧会も精力的に行う。2024年に画業50周年を迎える。
北九州市漫画ミュージアム名誉館長。立命館大学客員教授。

 
■聞き手:壇知里(だん・ちさと)さん

1993年生まれ、福岡県小郡市出身。広島大学法学部を卒業後、2017年に西日本新聞社入社。福岡市政取材班を経て、熊本総局で熊本県政や司法を担当。2020年8月からは北九州本社編集部で子育て施策を中心に取材している。

 

ボクのハートフルライフ―色彩の旅人の軌跡―
わたせせいぞう (著), 壇知里 (聞き手)

わたせせいぞうが「ことば」と「絵」で振り返る半生と創作の秘密
描き下ろしのカバー装画による画業50周年記念出版!

2023年2月14日から同年4月29日まで「西日本新聞」に連載された「ボクのハートフルライフ」は、わたせせいぞう氏が自身の半生を振り返った回想録。
連載では、幼少期の思い出から、絵画に目覚めた頃の逸話、損保会社でのさまざまな経験、漫画家デビュー後40歳までサラリーマンと二足のわらじを続け、フリーランスになってからの創作の秘密など、これまであまり語られることのなかった出来事を縦横無尽に語り尽くしました。本書はその連載を元に新規原稿を追加、さらにはわたせ氏自選のコミック作品やイラストレーション作品を掲載し、華を添えます。
自身の「ことば」と「絵」で半生を振り返る本書は、世代を超えて愛されるわたせ作品の創作の秘密に迫る、ファン待望の一冊といえるでしょう。
聞き手:壇知里

 


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