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「芳林堂書店と、10冊」で復刊の飛鳥部勝則さん『殉教カテリナ車輪』が紀伊國屋書店と蔦屋書店の計5店舗でも販売開始

過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社、著者が協力し重版・復刊していく企画「書泉と、10冊」のスピンオフ企画「芳林堂書店と、10冊」で復刊した飛鳥部勝則さん著『殉教カテリナ車輪』が紀伊國屋書店と蔦屋書店の計5店舗でも7月1日(月)から販売開始となります。

また、、7月4日(木)には紀伊國屋書店 新宿本店にて、この作品の復刊企画の立案者である芳林堂書店高田馬場店の山本店長も登場するトークイベントも開催決定。飛鳥部さんもリモートゲストで乱入するかも。

 

復刊した飛鳥部勝則さんの作品が芳林堂書店・書泉だけで売上1万部を突破!デビュー作『殉教カテリナ車輪』を紀伊國屋書店と蔦屋書店の計5店舗でも販売へ

「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、 株式会社書泉と 出版社、著者の協力いただき重版していくものです。これまでに22タイトルの作品が復刊・販売されています。

 
そして、その中で5つのタイトルが復刊されている飛鳥部勝則さん作品が販売数10,000冊を突破しました。芳林堂書店・書泉4店舗とオンライン店のみでの販売です。

 
飛鳥部勝則さん作品の復刊は第3弾の『堕天使拷問刑』(早川書房)でした。 『堕天使拷問刑』は、これまでに4,800冊以上を書泉と芳林堂書店だけで販売し、5,000冊で買い切った在庫も残りわずかとなっています。

熱狂的なファンが多く、過去の作品を本当に探している方が多いこと、何より企画者も熱心なファンの1人であったことから、その後も『黒と愛』(早川書房)、『鏡陥穽』(文藝春秋)、『殉教カテリナ車輪』(東京創元社)、『バベル消滅』(KADOKAWA)と次々と作品が復刊されました。

また、付加価値としての書き下ろしの掌編や、過去未出版の作品、口絵のポストカード化などさまざまな協力を作家ご自身と出版社のの協力のもと実現することができています。

 
このたびその1万冊という節目を彩る次の挑戦として、デビュー作である『殉教カテリナ車輪』を、「紀伊國屋書店 新宿本店」「紀伊國屋書店 梅田本店」「紀伊國屋書店ウェブストア」「代官山 蔦屋書店」「梅田 蔦屋書店」の5店舗でも展開することとなりました。

重版出来は6月25日(火)、7月1日(月)から販売開始となります。これは、株式会社書泉および株式会社東京創元社と、書店主導の出版流通改革の実現に向けて設立された株式会社ブックセラーズ&カンパニー(https://booksellers.co.jp/)とのコラボレーション企画です。

 

株式会社ブックセラーズ&カンバニー 取締役 内沢さん コメント

書泉・芳林堂書店のみなさまによる復刊企画を初めて知った時の正直な感想は「こんな素晴らしい企画をするなんて悔しい!」(笑)でした。我々も挑戦しよう!と思っていた矢先に、手林社長からお声がけいただき、話が転がり、合同販売の第一弾として本企画が生まれました。ライバル書店が手を組む面白さとともに、本格推理小説ファンの一人としては、緻密かつ大胆な仕掛けと何度も変化するミステリ『殉教カテリナ車輪』を、読者の方々に届けられる喜びに打ち震えております。「第Ⅳ章」の驚きを読者の皆さんと共感できれば幸いです。

 

株式会社書泉 代表取締役 手林さん コメント

まだまだ飛鳥部勝則さんの作品を読者の元に届けたい!そう考えていた時にブックセラーズ&カンパニーのみなさまと知り合うことができました。アプローチは違いますが、新しい出版流通・書店の在り方に挑戦されている心意気に共鳴し、突撃訪問をしたのでした。さまざまな議論を重ねている中でデビュー作の『殉教カテリナ車輪』を協力して展開しましょう!ということが決まったタイミングで、節目の販売数1万冊を迎えるのは偶然とは思えません!?このコラボレーションをきっかけに、さらに多くの読者の方に作品を届けられますように!

 

株式会社東京創元社 笛木さん コメント

『殉教カテリナ車輪』は1998年に第9回鮎川哲也賞を受賞した本格ミステリです。本作は作中で登場する絵に謎が含まれています。その性質上、つまりは謎がある絵がなければ成り立ちません。画家でもある著者だからこそ描けた作品です。

書泉グループ様限定で販売していた作品ですが、大好評につきこの度ブックセラーズ&カンパニー様にも販売店舗を拡大することとなりました。より多くの読者の方々にこの唯一無二の傑作を読んでいただけたら嬉しいです。

 

『殉教カテリナ車輪』について

 
【あらすじ】

憑かれたように描き続け、やがて自殺を遂げた画家・東条寺桂。彼が遺した2枚の絵、《殉教》《車輪》に込められた主題とは何だったのか?

彼に興味を持って調べ始めた学芸員の前に現れたのは、20年前の聖夜に起きた二重密室殺人の謎だった――緻密な構成に加え、図像学の導入という新鮮な着想が話題を呼んだ、鮎川哲也賞受賞作。

 
<取扱店舗>

■絶賛販売中 店舗
◎芳林堂書店高田馬場店、みずほ台店
◎書泉グランデ
◎書泉ブックタワー
◎書泉オンライン:https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2932286

■新規取り扱い店舗
◎紀伊國屋書店 新宿本店、梅田本店
◎紀伊國屋書店 ウェブストア:https://www.kinokuniya.co.jp/
◎代官山 蔦屋書店、梅田 蔦屋書店

■店頭販売開始日:2024年7月1日(月)(予定)

※ 現在販売しているのは、帯無しの通常版と有償特典版です。
※ コラボ帯付き版の販売開始は7月1日(月)からとなります。

 

トークイベントも開催決定!

7月4日(木)には、紀伊國屋書店 新宿本店にて、この作品の復刊企画の立案者である、芳林堂書店高田馬場店の山本店長も登場するトークイベント「飛鳥部勝則推しの書店員による『殉教カテリナ車輪』のすゝめ…飛鳥部先生もリモートゲストで乱入!?」が開催されます。

復刊にまつわるエピソードや、飛鳥部勝則作品のおススメポイントを熱く伝える内容となります。サプライズゲストの登場もあるかもしれません。

 
■開催日時:2024年7月4日(木)19:00~(開場 18:40)

■場所:紀伊國屋書店 新宿本店

★詳細:https://store.kinokuniya.co.jp/event/1718674479/

 
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