【第37回福島正実記念SF童話賞】やませたかゆきさん「ぼくがぼくに変身する方法」が大賞を受賞
岩崎書店は4月1日、児童向けのSFエンターテインメント作品を公募する「第37回福島正実記念SF童話賞」の受賞作を発表しました。
第37回福島正実記念SF童話賞が決定!
「福島正実記念SF童話賞」が隔年開催になってから4度目の今回は、応募総数185編、最高齢は85歳、最年少は13歳と幅広い年代から作品が寄せられました。第一次選考で16作品、第二次選考で6作品に絞られ、最終選考ではこの6作品について審査を行い、大賞および佳作が次の通り決定しました。
<第37回福島正実記念SF童話賞 受賞作品>
■大賞
やませたかゆきさん
「ぼくがぼくに変身する方法」
■佳作
浦川大正さん
「ループ事件のなぞを追え!」
選考委員は、南山宏さん、石崎洋司さん、後藤みわこさん、廣田衣世さん他。
大賞を受賞したやませたかゆきさんには賞金20万円が贈られ、受賞作は岩崎書店より出版されます。また、佳作の浦川大正さんには副賞が贈られます。なお、やませは前回(第36回)では佳作を受賞(「山世孝幸」名義)しており、今回、晴れて大賞受賞となりまました。
「受賞の言葉」は、https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n104836.html をご覧ください。
また、「選考経過・選評」は、https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n104837.html をご覧ください。
なお、最終候補作は以下の6作品でした。
【最終候補作】
◎岩崎まさえさん「めざせ合格! 母ちゃん検定試験」
◎結城熊王さん「ぼくら、夏休み終わらせ隊」
◎天利美香子さん「ぼくの先祖は忍者なの?」
◎やませたかゆきさん「ぼくがぼくに変身する方法」
◎森都芽美さん「地獄、のぞいてみませんか。」
◎浦川大正さん「ループ事件のなぞを追え!」
福島正実記念SF童話賞について
福島正実記念SF童話賞は、児童向けのSFエンターテインメント作品を書ける新人作家の発掘を目的とする公募の新人文学賞です。
元早川書房『SFマガジン』編集長で、児童向けSFの翻訳家・作家としても活躍し、日本のSF界育成に多大な貢献をした福島正実さんの名を冠した同賞は、少年文芸作家クラブを結成し子ども向けSFエンターテインメントの隆盛を願った福島さんの思いを継承するため、1983年に少年文芸作家クラブ(創作集団プロミネンスの前身)と岩崎書店が設立。
【関連】
▼第37回 福島正実記念SF童話賞 受賞作品 発表 – 株式会社岩崎書店
▼第37回選考経過、選評 – 株式会社岩崎書店