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SNSの反響を受け文庫化&重版! 彬子女王殿下『赤と青のガウン』が10万部突破  発売後日談〈特別寄稿〉をウェブで公開

彬子女王殿下のご著書『赤と青のガウン』(2024年4月3日発売/PHP研究所)の累計発行部数が10万部(6刷・5月20日出来)に到達しました。

 

読者のX(Twitter)投稿がきっかけでベストセラーになった経緯が話題に

本書がブレイクしたきっかけは読者のX投稿です。まだ文庫化が決定していなかった2023年5月、『赤と青のガウン』の読者が「プリンセスの日常が面白すぎる」とツイートし、瞬く間に拡散されました。

 
この投稿主かよ@dobrepivkoさんが、文庫版発売の際に「殿下からの贈りもの」があったエピソードをポストしたところ、あわせて5.9万いいねがつく大バズり。皇族の著書がSNS発信でブレイクするという経緯も注目を集め、大ヒットにつながったのです。

 
売れ行きはハイペースで、2カ月足らずで累計発行部数は10万部を超えています。SNSでは、「皇族の日常を垣間見られて興味深い」「内容と飾らない文章に惹き込まれる」といった感想が数多く投稿されています。

 
★〔参考〕SNSでバズった彬子女王殿下の留学記が発売即重版決定 『赤と青のガウン』文庫版が大反響:https://newscast.jp/news/2170379

 

彬子女王殿下の特別寄稿をウェブで掲載

文庫版が多くの読者の元へ届いていることに対する率直なお気持ちと、発売後のエピソードを紹介いただいた特別寄稿がPHPonlineで公開中です。

 
冒頭では、読書にまつわる幼少期のご体験を回想され、ご自身が“本の虫”になったきっかけや、園遊会などで「読みました」と声をかけられるといった近況も紹介されています。
書店で『赤と青のガウン』を買おうとレジ待ちする女性に遭遇し、思わず話しかけてしまったという出来事についても披露されており、その飾らないお人柄が、SNSなどで話題になっています。

 
★「PHPonline」寄稿記事全文
彬子女王殿下が、いつもの「本屋パトロール」中に起きた奇跡的な出来事〈特別寄稿〉
https://shuchi.php.co.jp/article/11023

 

PHP文庫『赤と青のガウン』について

本書は、女性皇族として初めて、海外で博士号を取得された彬子女王殿下による英国留学記の文庫版です。

 
本書の魅力は、何といっても一般人では体験し得ない、プリンセスの日常を垣間見ることができる点です。格安航空で移動したときのハプニングや、ロンドン郊外の空港のチェックインである事情により止められてしまったこと、エリザベス女王陛下(2022年、96歳で崩御)とのふたりきりのアフタヌーン・ティーでの秘話、さらには皇族であることに気づかない日本人留学生と、しばらくそのまま会話を続けられたり……留学生活のエピソードがありのままに綴られています。

 
【本書の主な内容】
◆おわりとはじまり
◆英語の壁
◆側衛に守られるということ
◆子どものころからの習慣
◆外国でのハプニング
◆授業のこと
◆古代ケルト史を学ぶ
◆マートン・コレッジの一日
◆フォーマル・ディナーの楽しみ
◆海外で頑張る日本人留学生たちの進路
◆「浮世絵はどのようにみるものなのか」
◆アフタヌーン・ティーを女王陛下と
◆バッキンガム宮殿へのお招きの連絡
◆英国の電車の思い出あれこれ
◆二度目の留学
◆何をやってもうまくいかない日
◆法隆寺金堂壁画
◆英国の食あれこれ
◆美術史研究者の試練
◆謎の侵入者
◆お雑煮とスコーン
◆博士論文性胃炎
◆博士論文への二つの壁
◆人生でいちばん緊張した日
◆たくさんのおめでとうのあとで……
◆生まれて初めての猛抗議
◆心からの「最終報告書」
〔ほか〕

 

著者プロフィール

彬子女王(あきこじょおう)殿下は、1981年(昭和56年)に故寛仁親王殿下の第一女子としてご誕生。学習院大学を卒業後、英国オックスフォード大学マートン・コレッジに留学され、女性皇族初の博士号を取得してご帰国(専攻は日本美術)。

立命館大学総合研究機構のポストドクトラルフェロー、特別招聘准教授を経て、現在は日本・トルコ協会総裁、一般社団法人日英協会名誉総裁、公益社団法人日本プロスキー教師協会総裁、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会名誉総裁、一般社団法人心游舎総裁、京都産業大学日本文化研究所特別教授、京都市立芸術大学客員教授など、お役職多数

 

赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
彬子女王 (著)

女性皇族として初めて海外で博士号を取得された彬子女王殿下による英国留学記。待望の文庫化!

≪赤と青のガウン。それは、私が博士課程を始めたときからいつか着る日を夢みてきたものだ。五年間の留学生活中、何人もの友人が博士課程を無事修了し、オックスフォードを旅立っていく様子を何度も見送ってきた。晴れ晴れとした表情でこのガウンを身にまとい、学位授与式が行われるシェルドニアン・シアターから出てくる友人たちの姿は、誇らしくもあり、またうらやましくもあった。オックスフォード大学の厳しい博士課程を成し遂げた者しか袖を通すことを許されない赤と青のガウンは、くじけそうになったときにふと頭に浮かび、オックスフォードに来たときの自分に立ち返らせてくれる「目標」だった。≫(「あとがき」より抜粋)

英国のオックスフォード大学マートン・コレッジでの、2001年9月から1年間、そして2004年9月から5年間の留学生活の日々――。当時の心情が瑞々しい筆致で綴られた本作品に、新たに「文庫版へのあとがき」を収録。

 
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