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『神に愛されていた』刊行記念!木爾チレンさんトークイベント&サイン会を開催 ゲストに岡崎琢磨さん

木爾チレンさんの書き下ろし長編小説『神に愛されていた』が実業之日本社より刊行されました。これを記念して、大盛堂書店(東京・渋谷)にて木爾さんのトークイベント&サイン会が11月23日(木・祝)に開催されます。ゲストとして、木爾さんと親交があり、9月に『鏡の国』(PHP研究所)を刊行した岡崎琢磨さんも登壇。

 

『神に愛されていた』について

小説を書くことに翻弄される二人の女。
どうしようもなく背負ってしまう因果。
無傷ではいられないのに、それでも私は書き続けるのだ、という覚悟。
そのすべてを封じ込めた物語をチレンさんは書いてしまった。
――――窪美澄さん(作家) 

彼女は己の何もかもを削ぎ落しながら、美しく繊細な物語を紡ぐ。
そうして生まれた作品は眩いばかりの光を放ち、同時に深い闇を孕む。
この作品は、まさしく木爾チレンそのものだ。
――――町田そのこさん(作家)

 
【あらすじ
最旬にして俊豪・木爾チレンの真骨頂、
深き心の闇に愛憎蠢くヒューマンミステリー!!】

女にだけわかる、狂気。
過剰な嫉妬は、やがて強大な殺意へ…。

若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。
しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断った――。
やがて三十年の時が経ち、冴理のもとに、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。
「私には書く権利がないの」そう断る冴理に、
「それは三十年前――白川天音先生が亡くなったことに関係があるのでしょうか」編集者は問う。
「あなたは、誰かを殺したいと思うほどの絶望を味わったことってあるかしら」
――そして、この時を待っていたというように、冴理は語り始める。
高校文芸部の後輩、白川天音が「天才小説家」として目の前に現れてから、全ての運命の歯車が狂ってしまった過去と、その真実を……。

希望と絶望、 羨望と嫉妬……
これは、ふたりの女性作家が、才能を強く信じて生きた物語。

すべてを読み終えたあと、あなたはタイトルに託された〝切ない意味〟を知り、ぎゅっと、胸を締め付けられる。

ヒット作『みんな蛍を殺したかった』の俊英女性作家による、1年ぶりの書き下ろし長編小説。

 

『神に愛されていた』(実業之日本社)刊行記念 木爾チレンさんトークイベント&サイン会 開催概要

■開催日時:2023年11月23日(木・祝)15:00~16:30(開場 14:40)

■場所:大盛堂書店3Fイベントスペース

■登壇者:木爾チレンさん、岡崎琢磨さん

■参加方法:メールで事前予約
2023年10月31日(火)12時より申込みを開始(先着順・定員になり次第受付終了)
※予約確定メールを受け取り後、店頭にてチケット(整理券)代金(880円)をお支払いください。

■サイン対象書籍名:『神に愛されていた』、『鏡の国』(他店での購入分可 ただし一人各1冊、計2冊まで)

★詳細:https://taiseido.co.jp/event20231123.html

 

登壇者プロフィール

 
■木爾チレン(きな・ちれん)さん

1987年生まれ、京都府京都市出身。2009年、大学在学中に応募した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で新潮社「第9回女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。2012年、、美しい少女の失恋と成長を描いた『静電気と、未夜子の無意識。』でデビュー。その後は、ボカロ小説、ライトノベルの執筆を経て、恋愛、ミステリ、児童書など多岐にわたるジャンルで表現の幅を広げる。

他の著書に、『これは花子による花子の為の花物語』『みんな蛍を殺したかった』『私はだんだん氷になった』『そして花子は過去になる』など。

 
■岡崎琢磨(おかざき・たくま)さん

1986年生まれ、福岡県出身。京都大学法学部卒業。2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考に残った『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。2013年、同作で第1回京都本大賞を受賞、人気シリーズとなる。
その他の著書に『夏を取り戻す』『貴方のために綴る18の物語』『Butterfly World 最後の六日間』など多数。

 

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神に愛されていた
木爾 チレン (著)

ヒット作『みんな蛍を殺したかった』の俊英女性作家による、1年ぶりの書き下ろし長編小説。
満を持して、待望の最高傑作、降臨!!

鏡の国
岡崎 琢磨 (著)

反転、反転、また反転―――!本気の「仕掛け」を堪能せよ!

大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。
それは彼女が小説家になる前に書いた『鏡の国』という私小説を、死の直前に手直ししたものだった。
「室見響子、最後の本」として出版の準備が進んでいたところ、担当編集者が著作権継承者である響子の姪に、突然こう告げる。
「『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると思います」――。

削除されたパートは実在するのか、だとしたらなぜ響子はそのシーンを「削除」したのか、そもそも彼女は何のためにこの原稿を書いたのか……その答えが明かされた時、驚愕の真実が浮かび上がる。

 
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