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神原月人さん〈第9回ネット小説大賞〉受賞作『絶望オムライス』が刊行

第9回ネット小説大賞を受賞した、神原月人さん著『絶望オムライス』が月と梟出版より刊行されました。

 

西小山を舞台にした感動の物語を書籍化!

「ネット小説大賞」は、1万超の応募数を誇る日本最大級の文学賞です。2021年の第9回(応募数14,271作品)の「小説賞」部門の受賞作「絶望オムライス」を第一部とし、残り四部を書き下ろし書籍化、『絶望オムライス』として出版されました。装丁はアルビレオ、装画はマメイケダさんが担当。

なお、作中に出てくるオムライスは、神原月人さん自身も通う東京・西小山の名店「西洋料理 杉山亭」の名物オムライスがモデルとなっています。

 
【あらすじ】

――ぼくは洋食屋に置き去りにされた子供だ。

洋食屋に置き去りにされた過去を持つ西山匠海は、五歳になったかならぬかで母の手を離れ、児童養護施設で育った。父親は「殴る男」で、食事のときに音をたてると殴られた。食事の時間が怖くて仕方のなかった匠海だが、最後に母と食べた洋食屋のオムライスだけは色褪せぬ美しい記憶となる。

十八歳となり、施設を出た匠海は思い出の洋食屋を探し回る。自身の記憶と合致する店に行きつくが、そこは思い出の洋食屋ではなく、「小料理 絶」となっていた……。

 
〔目次〕
第一部:絶望オムライス
第二部:アノ街ーノ天国
第三部:女優の演技メシ
第四部:自立プリン
第五部:「小料理 絶」の希望

 
★冒頭試し読み:https://note.com/moonowl/n/n9608207a31d8

 

著者プロフィール

著者の神原月人(かんばら・つきひと)さんは、東京都出身。

『絶望オムライス』が第9回ネット小説大賞を受賞。『しょーもな記』で第1回曲木賞を受賞。

 

絶望オムライス
神原月人 (著)

 
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