仏教好きヤンキーと真面目な住職の対話で仏の教えが学べる『ヤンキーと住職』が刊行
仏教好きヤンキーと真面目な住職の対話で仏の教えが学べる、浄土真宗の僧侶で漫画家の近藤丸さんのコミックエッセイ『ヤンキーと住職』がKADOKAWAより刊行されました。
対照的な2つの視点で描かれる仏教のおもしろさ
現役の浄土真宗本願寺派僧侶にして漫画家の近藤丸さんが、SNSで発表し話題を呼んでいた漫画「ヤンキーと住職」が書籍化されました。
仏教やお経と聞くと、なんとなく堅苦しいイメージを抱く人も多いのではないでしょうか?
本作は、仏教大好きヤンキーと頭でっかちな住職という対照的なキャラクターのやり取りを軸に、仏の教えのおもしろさや興味深さを描いた、異色の仏教コミックです。
例えば「卑下慢(ひげまん)」の回。「いいね」の少なさを嘆く住職に対し、ヤンキーが「卑下も自分への執着・慢心である」と指摘。難解な仏教用語も、読み進むにつれその成り立ちやおおよその概念が理解できるようになっています。
さらに、住職がファミレスでヤンキーの仲間に囲まれたときは、「地獄はどこにあるのか」という問いに対して鮮やかに回答。暴走族も思わず納得してしまいます。
主な収録エピソードは「天上天下唯我独尊」「娑婆」「諸行無常」「分別」「凡夫」「卑下慢」「誰がために」「三毒の煩悩」など。まるで法話を聞くように2人の対話を通して仏教が学べる、今までにないユニークなコミックです。
今回の書籍では、著者がこれまでSNSなどで発表してきた各エピソードを大幅に改訂。話題になった「寺の危機」などのほか、ヤンキーと住職のその後を描いた52ページの描き下ろし新作マンガも掲載されています。
著者プロフィール
近藤丸(こんどうまる)さんは、1984年生まれ、富山県出身。浄土真宗本願寺派僧侶、漫画家。浄土真宗本願寺派高岡教区真光寺衆徒。
龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了(真宗学)。現在、同大学博士後期課程。京都女子中学校・高等学校講師(宗教科)。浄土真宗の学校で仏教の教員として勤務。漫画家・イラストレーターとしても活動している。
★Twitter:https://twitter.com/rinri_y
★note: https://note.com/shinran
★Instagram:https://www.instagram.com/kondoumaru/
ヤンキーと住職 近藤丸 (著) ヤンキーと住職が仏の教えを学び合う!楽しくて深い仏教コミック 浄土真宗僧侶が描いた、マンガで楽しく学べる仏の教え。 |
◆港区カンナさん初電子書籍『東京モブストーリー』が配信 | 本のページ
◆にしうら染さんが名画の地を旅するコミック旅行記『フランスふらふら一人旅 モネの足跡をたどる旅』が刊行 | 本のページ
◆佐久間薫さんコミックエッセイ『お家、見せてもらっていいですか?』が刊行 | 本のページ
◆学芸員さんたちが体験した「本当にあった」怖い話『博物館の「怖い話」 学芸員さんたちの不思議すぎる日常』が刊行 | 本のページ