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「スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞」「スカンジナヴィア推理作家協会ガラスの鍵賞」W受賞作『忘れたとは言わせない』が刊行

トーヴェ・アルステルダールさん著『忘れたとは言わせない』(訳:染田屋茂さん)

トーヴェ・アルステルダールさん著『忘れたとは言わせない』(訳:染田屋茂さん)

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞、そして北欧ミステリー最高の栄誉であるスカンジナヴィア推理作家協会ガラスの鍵賞をW受賞、アメリカでのTVシリーズ化も決定した、トーヴェ・アルステルダールさん著『忘れたとは言わせない』(訳:染田屋茂さん)が、KADOKAWAより刊行されました。

 

スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞&ガラスの鍵賞W受賞作『忘れたとは言わせない』

【あらすじ】

23年前、凶悪事件を自白し、保護施設で育ったウーロフ。事件当時14歳だった男が釈放され、帰郷した時、事件は起きた。ウーロフの父が死体で発見されたのだ。

犯人と疑われ、世間の誹りを受けるウーロフ。事件の捜査に当たる、ウーロフと同郷の警察官補エイラ。彼女の前に、次第に過去に起きた別の事件が浮かび上がってくる――。

 
<「ガラスの鍵賞」受賞理由より>

本書(『忘れたとは言わせない』)によって、アルステルダールは第一級の帰郷小説を書いたことになる。オンゲルマン地方の田園風景や小さな集落、そこに住む人々を鋭敏な感覚で捉え、たったひとつの動きでもひとりの人物のイメージを的確に描き出せることを見せてくれた。悲劇的で、人を虜にし、いまいましいほど良くできた作品だ。

 

著者プロフィール

トーヴェ・アルステルダールさんは、1960年生まれ、スウェーデン・マルメ出身。ジャーナリスト、映画・演劇のシナリオライターとして活躍、スウェーデンのベストセラー作家リザ・マークルンドさんの編集者を務めたのち、2009年に『海岸の女たち』でデビュー。

2作目『沈黙に埋められて』で、2012年度スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞の最終候補。2014年『あなたの手を取らせて』で同賞受賞。2020年刊行の『忘れたとは言わせない』で推理作家アカデミー最優秀長篇賞、翌年スカンジナヴィア推理作家協会のガラスの鍵賞をダブル受賞。

 

忘れたとは言わせない
トーヴェ・アルステルダール (著), 染田屋 茂 (翻訳)

 
【関連】
【試し読み】忘れたとは言わせない

 


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