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「週刊文春エンタ マンガ賞」で意志強ナツ子さん〈信仰×ビジネス×青春〉『るなしい』が最高賞を受賞

意志強ナツ子さんの『るなしい』

意志強ナツ子さんの『るなしい』

文藝春秋が発行する文春MOOK『週刊文春エンタ+(プラス)』(7月12日発売)で、「週刊文春エンタ マンガ賞」が発表されました。

今年上半期に輝いた〝いま〟読むべきマンガ8作がノミネートされ、意志強ナツ子さんの『るなしい』が最高賞に選ばれました。同誌では、尾崎世界観さん、志田未来さんなど選考委員のコメントも掲載。

なお、受賞作は文芸誌『小説現代』(講談社)で連載中の漫画で、現在2巻まで刊行されています。

 

『るなしい』あらすじ

 
<あらすじ>

火神を崇め、信者ビジネスで生計を立てている「火神の医学鍼灸院」。
その家に生まれ、神の子として生きる高校生、るな。
かつて火神の子であった祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。
鍼灸院では火神の子であるるなの血のパワーが入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。
るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。
ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。
その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。
だが、神の子であるるなに恋は許されない。
るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。

これは神の子として生まれた 郷田るなの伝記である――。
冒頭、主人公・郷田るなが刑務所にいるシーンから始まる本作。
るなとは何者なのか? なぜ刑務所にいるのか? 読者はラストを知ったうえでるなの運命を辿っていく。

★試し読み:https://comic-days.com/episode/3269754496449454650

 

著者プロフィール

意志強ナツ子(いしつよ・なつこ)さんは、1985年生まれ。山形県出身。2014年『女神』でデビュー。

著書に『アマゾネス・キス』『黒真珠そだち』『魔術師A』がある。

★Twitter:https://twitter.com/ishitsuyo

 
https://twitter.com/ishitsuyo/status/1429434295395905539

 

るなしい(1) (KCデラックス)
意志強 ナツ子 (著)

火神の子として生きる高校生、るな。
かつて火神の子であり、鍼灸院を経営する祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。
鍼灸院では火神の子であるるなの血が入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。いわゆる信者ビジネスである。
るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。

ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。
その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。

だが、神の子であるるなに恋は許されない。

るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。

『アマゾネス・キス』『魔術師A』の奇才、意志強ナツ子、待望の最新作!
何も考えず、とにかく読んでみてください。
読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。

るなしい(2) (KCデラックス)
意志強 ナツ子 (著)

るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。
思わせぶりな態度をとってきたケンショーへの復讐である。

将来ビジネスで身を立てたいと望むケンショーはおばばとるなが主宰する「火神の医学」に入り、火神からビジネスの才能を買った。

るなが「火神の子」としての本領を発揮。
目的のために頑張っている――「自己実現」を達成している信者たちを、笑えますか。

果たしてるなの復讐は成就するのか。
ケンショーの「才能」とは何なのか。

何も考えず、とにかく読んでみてください。
読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。

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