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トーハン、平成29年度版『書店経営の実態』を刊行 文芸書・児童書が健闘

トーハン、平成29年度版『書店経営の実態』を刊行

トーハン、平成29年度版『書店経営の実態』を刊行

書店取次大手のトーハンより、平成29年度版『書店経営の実態』が刊行されました。本書は、書店を企業体・店舗という視点から多角的にとらえた書店経営の指標として毎年刊行されており、本年度は全国の107企業504店舗の経営資料を集計・分析し、まとめています。

 

平成29年度版の傾向

 
(1) 売上高伸長率
決算書からみる売上高伸長率は、健全企業-2.28%、欠損企業-5.48%、総平均-2.78%となり、総平均では22年連続のマイナス成長となっています。店舗単位での売上伸長率は、昨年の-3.3%に対し-2.6%と、昨年より小幅なマイナスにとどまっています。
ジャンル別の売上前年比を見ると、文芸書が前年比99.6%、児童書も前年比103.6%と健闘。

(2)収益性
収益性を見る売上高対営業利益率は0.27%(昨年0.30%)、売上高対販売費・管理費率は23.45%(昨年23.07%)、売上高対人件費率は11.45%(昨年11.35%)となっています。

(3)生産性
粗利益対経費率は98.86%(昨年98.72%)労働分配率は48.27%(昨年48.57%)となっています。

(4)従事者数、パート・アルバイト比率
従事者数の平均は9.9人で、内訳は社員2.5人、パート・アルバイト7.4人となり、パート・アルバイト比率は74.7%となりました。

 

本書の内容

 
1.百分比貸借対照表、百分比損益計算書

2.経営指標からみた書店の実態

3.分類別にみた書店の実態

・売場規模別にみた書店の実態
・立地環境別にみた書店の実態
・売上規模別にみた書店の実態
・外売比率別にみた書店の実態
・地域別にみた書店の実態
・複合型書店の実態

【参考資料】
平成28年度のパート・アルバイト時間給/店舗別家賃について/売上高家賃比率/出版関連指標/ジャンル別販売季節指数/経営診断レーダーチャート

 
【関連】
書店経営の実態 平成28年度版(トーハン発行) – 出版ドットコム【書籍販売-詳細-】・・・購入先・問い合わせ先
『書店経営指標』2017年版が刊行 経営効率や書籍等の取扱商品の販売動向などを分析 | 本のページ

 


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