牧村朝子さん『ふつうにふつうのふりしたあとで、「普通」をめぐる35の対話』刊行 cakes連載「ハッピーエンドに殺されない」を書籍化
メディアプラットフォーム「note」で人気の文筆家・牧村朝子さんがcakesで連載中の「ハッピーエンドに殺されない」が、双葉社より『ふつうにふつうのふりしたあとで、「普通」をめぐる35の対話』として刊行されました。
cakesに掲載された35話を大幅に加筆修正し、また書籍でしか読めない書き下ろしも収録されています。
性のことは、人生のこと――恋愛、仕事、人間関係…どうして「普通」になれないの?
「cakes」の人気連載「ハッピーエンドに殺されない」を書籍化した『ふつうにふつうのふりしたあとで、「普通」をめぐる35の対話』では、読者からの投稿に、女性を愛する女性の文筆家、牧村朝子さんが答えます。
「付き合ったら恋愛がわかるかも感」「男だけど男社会がしんどい」など、世間から求められる“ふつう”を問う人生相談35本と、書き下ろし2万字+特選ブックガイドを収録。
時代を象徴する悩みを一緒に考えていく、今よりもっと自由に生きるための現代サバイブ本です。
<著者・牧村朝子さんのコメント>
『ふつうにふつうのふりしたあとで、』……この「、」のあとを、読んでくださったあなたの手で書いていっていただきたいなと思って、言い切らないタイトルにしました。
だれでも発信できる世の中は、同時に、だれでも言葉による説明を求められてしまう、わかりやすい言葉でまとめられてしまう、いいねやフォロワーの数で比べられてしまう、そういう世の中だなと思っています。
そうやって、ふつうにふつうのふりしたあとで、……だれにも説明しなくていい、豊かな孤独を持ってほしい。古典もレア本も並べたブックガイドをおつけして、「読みたい」も「書きたい」も味わっていただける本に仕上げました。思考のひとり旅の合間、これは、返信プレッシャーのない対話集です。
著者プロフィール
著者の牧村朝子(まきむら・あさこ)さんは、タレント、文筆家。2010年度ミス日本ファイナリスト。芸能事務所・オフィス彩に所属。
2013年にフランスでの同性婚法制化を機に結婚し、2017年「脱婚」。同年事務所からも独立。LGBT関連にとどまらず、多面的に活躍している。
著書に『百合のリアル』(小学館)、『同性愛は「病気」なの?』(星海社)、『ゲイカップルに萌えたら迷惑ですか?』(イースト・プレス)、『ハッピーエンドに殺されない』(青弓社)などがある。
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ふつうにふつうのふりしたあとで、「普通」をめぐる35の対話 牧村 朝子 (著) |
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