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【第34回 現代詩花椿賞】伊藤悠子さんの『まだ空はじゅうぶん明るいのに』が受賞 贈呈式で杏さんが詩を朗読

現代詩花椿賞は、資生堂が「美を伝えることばの力を高めたい」という思いから、1983(昭和58)年に創設した賞です。
選考年度は前年の9月1日からその年の8月31日で、年度内に発行された詩集のなかから、もっともすぐれた1冊に贈るもので、毎年4人の選考委員が選考を行います。なお、今回の選考委員は佐々木幹郎さん、小池昌代さん、池井昌樹さん、杉本真維子さん。

受賞者には、資生堂が制作した特製香水入れと、副賞として賞金100万円が贈られます。

そして今回、選考会を9月8日に開催し、本年度の受賞作を伊藤悠子さんの『まだ空はじゅうぶん明るいのに』に決定、12月9日に資生堂本社にて贈呈式が行われました。

贈賞式にはゲストとして女優の杏さんが出席。伊藤悠子さんに花束を贈り、伊藤さんの受賞作の一編を朗読しました。

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現代詩花椿賞について | ビューティー / アート | 資生堂グループ企業情報サイト・・・「受賞のことば」「選評」など掲載

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第34回 現代詩花椿賞 伊藤悠子『まだ空はじゅうぶん明るいのに』に決定|株式会社資生堂のプレスリリース

 

まだ空はじゅうぶん明るいのにまだ空はじゅうぶん明るいのに
「問いを抱えながら/カーテンを開けると/枝のあいだに/星がひとつまたたいて目が合った」(「返信」)。
すぐに言葉にならない思いと時間をくぐりぬけて辿り着いたこの場所。比類なき静謐の抒情。
前詩集から5年ぶりの新詩集です。

 


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