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【訃報】シェイクスピア研究者・エッセイストのピーター・ミルワードさんが死去 『ザビエルの見た日本』

シェイクスピア研究者でエッセイストのピーター・ミルワードさんが8月16日、多臓器不全で死去しました。91歳。通夜は21日午後7時30分、葬儀は22日午後1時30分から東京都千代田区麹町6の5の1のカトリック麹町教会(聖イグナチオ教会)主聖堂で。喪主はS・J・ハウス院長のホアン・アイダルさん。

 
ピーター・ミルワードさんは、1925年生まれ。イギリス・ロンドン出身。オックスフォード大学院で学び、1954年に来日。1960年カトリック司祭に叙階。西洋古典と英文学を専攻し、シェークスピア研究者として知られています。

上智大学文学部教授、東京純心女子短期大学、東京純心女子大学教授などを歴任。代々木ゼミナールで英作文の指導も。上智大学名誉教授。

 
著書は、『ザビエルの見た日本』『シェイクスピアの人生観』『童話の国イギリス マザー・グースからハリー・ポッターまで』『日本人の日本知らず』『ミルワード神父の日本見聞録』『イギリス人と日本人』『ミルワード氏の英文法』など、300冊以上ある。

 

ザビエルの見た日本 (講談社学術文庫)
日本人の西欧文化受容に重要な役割を演じたフランシスコ・ザビエル。1549年に来日すると、旺盛な行動力で布教に邁進した。その間、スペインのイエズス会や友人宛に手紙を書き送る。いわく、日本人は知識に飢えている。神の存在に興味を示し説教に真剣に聞き入っている。いわく、日本はキリスト教伝道にふさわしい国だ……。書簡から、ザビエルの心情とその目に映った日本人像を読みとる好著。

 
ミルワード先生のシェイクスピア講義 (フィギュール彩)
シェイクスピア没後400周年記念出版!
ヒロインたちの魅力を、分かりやすく解説してくれる紙上講義、特別に開講!

ミルワード先生の講義である第一部の補足として、第二部では、ミルワード先生の教え子でもある訳者が、「シェイクスピア教養講座」として、主に、シェイクスピアの名前は知っているけれど、いまさら人に聞けない、あるいは、これから勉強してみたい、などといった方々へ、教養のスタンダードとして最低限、これだけは抑えておきたいシェイクスピアの知識を教えてくれます。シェイクスピアが立体的に分かるコラムも充実!

 
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