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史上初?産業医が探偵役、梶永正史さん『産業医・渋谷雅治の事件カルテ』が刊行

梶永正史さん著『産業医・渋谷雅治の事件カルテ シークレットノート』

梶永正史さん著『産業医・渋谷雅治の事件カルテ シークレットノート』

『特命指揮官 郷間彩香』『ハクタカ』などで知られる、「このミス」大賞受賞作家・梶永正史さん著『産業医・渋谷雅治の事件カルテ シークレットノート』(角川文庫)が、KADOKAWAより刊行されました。

 

史上初!? 産業医が名探偵として活躍!

産業医として電機設備製造大手と契約していた渋谷雅治(しぶや・まさはる)は、営業部社員が自殺したことを受けて、再発防止のために実態調査を頼まれます。関係部署を回って情報を集めていくうちに、渋谷はその死の背後にリコールすべき重大案件が隠されていることに気づきます。

彼はなぜ死んだのか? その会社はどういう道を選ぶのか?
史上初とも言える<産業医探偵>が謎に迫るミステリです。

 
<著者エッセイより>

あることをきっかけに、ひとの心に触れることから逃げてきた渋谷がたどり着いたのが 産業医でした。
産業医は企業の規模に応じてその人数や常勤・非常勤の違いがあれ、選任することが定められた医師のことで、職場での労働者の健康管理等を行うことを職務としたひとたちのことです。
精神科医として、また(作品によっては)警察の捜査に専門家として助言をするほどの活躍をしていたはずの渋谷がどうして産業医になったのか。
そこで一体なにを見て、どう行動するのか。
企業は“人”の集合体であり、その“人”は論理よりも感情を優先することもあれば、油断や思い込みで判断してしまうこともあります。
時として、それは予期せぬ事態を引き起こします。
この物語は、道を誤ってしまった企業の精神であり、ふたたび挫折を経験した渋谷の再生の物語でもあります。

 

著者プロフィール

著者の梶永正史(かじなが・まさし)さんは、1969年生まれ。山口県出身。2014年『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』で第12回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。

主な著書に「郷間彩香」シリーズほか、「潔癖刑事」シリーズ、『ノー・コンシェンス 要人警護員・山辺努』『アナザー・マインド ×1(バツイチ)捜査官・青山愛梨 』がある。2021年3月には『組織犯罪対策課 白鷹雨音』がドラマ化され、話題を呼んだ。

 

産業医・渋谷雅治の事件カルテ シークレットノート (角川文庫)
梶永 正史 (著)

史上初!? 産業医の名探偵。人の先に、会社も診る!

産業医として電機設備製造大手と契約していた渋谷雅治は、営業部社員が自殺したことを受け再発防止のために実態調査を頼まれる。関係部署を回り、その社員について情報を集めていく渋谷。すると当初感じていた自殺者の人物像が変わっていき、原因がわからなかったその死が、ひとつの真実を導き出していく。やがて背後にリコールすべき重大案件が隠されていることがわかり……。彼はなぜ死んだのか? 産業医探偵が謎に迫る!

 


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