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朝日賞・大佛次郎賞・大佛次郎論壇賞などの受賞者インタビューを公開 受賞の感想や抱負など語る関連動画7本を配信

朝日賞・大佛次郎賞・大佛次郎論壇賞などの受賞者インタビューを公開

朝日賞・大佛次郎賞・大佛次郎論壇賞などの受賞者インタビューを公開

朝日新聞社は、朝日新聞文化財団主催の2020年度朝日賞朝日新聞社主催の第47回大佛次郎賞、第20回大佛次郎論壇賞、2020年度朝日スポーツ賞の受賞者インタビュー動画を配信中です。

1月に予定されていた4賞合同の贈呈式を新型コロナウイルスの感染拡大で中止したため、受賞の感想や今後の抱負などを伺っています。
また、朝日賞については各受賞者の業績や賞の歴史なども紹介しています。

★朝日賞など4賞受賞者インタビュー配信ページ:https://www.asahi.com/corporate/info/14080812

 
<インタビューに登場する受賞者の皆さん(カギカッコ内は受賞理由・作品)>

 
【2020年度朝日賞】(4件5人)

■細野晴臣(ほその・はるおみ)さん(音楽家)
「ポピュラー音楽に大きな革新をもたらした音楽活動」

■森山大道(もりやま・だいどう)さん(写真家)
「写真の本質を問い続けた60年の実践」

■蔡兆申(ツァイ・ヅァオシェン)さん(東京理科大学教授・理化学研究所チームリーダー)
■中村泰信(なかむら・やすのぶ)さん( 東京大学教授・理化学研究所グループディレクター)
「量子情報技術の発展に資する超伝導量子ビットの創出」

■望月拓郎(もちづき・たくろう)さん(京都大学数理解析研究所教授)
「調和バンドルとツイスターD加群の研究」

 
【第47回大佛次郎賞】

■内海健(うつみ・たけし)さん(精神科医)
『金閣を焼かなければならぬ 林養賢と三島由紀夫』(河出書房新社)

 
【第20回大佛次郎論壇賞】

■鈴木彩加(すずき・あやか)さん(大阪大学招へい研究員)
『女性たちの保守運動 右傾化する日本社会のジェンダー』(人文書院)

 
【2020年度朝日スポーツ賞】(2件)

■アーモンドアイと国枝栄調教師
「競馬のジャパンカップなどGIレースで3勝。自らの芝のGI最多勝記録を9に伸ばした」

■一般社団法人 スポーツを止めるな
「コロナ禍で活動の場を失った高校生らが競技を続けられるように支援した」

 

金閣を焼かなければならぬ
内海健 (著)

今から70年前、ひとりの青年僧が金閣に火を放った。その理由を問われた男は「美への嫉妬」とつぶやいたという。いや、この「行為」はそういうものなどではない。彼・林養賢に何があったのか。三島由紀夫は、期せずして、その真理を作品の中に描き出した。狂気に秘められた真相を追究・分析するノンフィクション。

女性たちの保守運動: 右傾化する日本社会のジェンダー
鈴木 彩加 (著)

彼女たちはなぜ立ち上がるのか
活発化する保守運動に、ジェンダーの視点から迫る

「家族」「性差」を強調する保守に、その社会的抑圧を経験した女性が、なぜ合流するのか。 本書はその実態に、戦後の保守運動史、現代フェミニズム理論、保守派の言説分析、保守団体へのフィールドワークという四つの視点から迫ってゆく。女性による保守運動に内在するアンビバレンスを明らかにし、ジェンダー論にも新たな視角をもたらす社会学研究の力作。

「保守運動内において、女性参加者たちの独自の主張は必ずしもつねに認知されているわけではなく、他の男性参加者の声が優先され女性たちの声は埋もれてしまいがちである。しかし、これまで論じてきたように、保守運動の参加者のジェンダーに着目するならば保守運動は一枚岩ではないことが分かる。女性たちの保守運動は両義的な存在であり、他の男性中心団体や男性参加者と同じ主張を掲げる一方で、彼らと対立する側面も併せ持っているのである。」(本書より)

 
【関連】
朝日賞など4賞受賞者メッセージを公開しました | 朝日新聞社インフォメーション

 


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