実業之日本社が総登録者数100万人突破、イラストコミッションサービス「株式会社スケブ」を買収 「代表取締役1名でのサービス維持が困難に」
株式会社実業之日本社は、2月11日に総登録者数100万人、総取引高18億円を突破したイラストコミッションサービス「Skeb」(スケブ)」を運営する株式会社スケブについて、2月12日付で過半数の株式を取得し、同社を子会社化しました。
創業124年の老舗出版社とネットクリエイター向けプラットフォームの緊密な協力体制によって、新たなクリエイター支援事業を推進
株式会社スケブは、国内外から日本のクリエイターに対してイラストや音声データを有償でリクエストすることができるコミッションサービス「Skeb(スケブ)」(https://skeb.jp)を運営しています。100以上の言語に対応した自動翻訳機能と越境決済機能によって、案件の約20%が海外からの利用となっています。
業界最安値の手数料と最短即日入金の報酬サイクルが特徴で、昨今の情勢の変化により、新たな収入源を求めるクリエイターの登録が急増し、総ユーザー登録者数100万人超、クリエイター登録者数約5万人、月間取引高約2億円と2021年2月現在、国内最大級のコミッションサービスとなっています。
株式会社実業之日本社は、1897(明治30)年に創業し、経済分野から総合出版社に発展を遂げるなかで、竹久夢二、中原淳一らのクリエイターに活躍の場を提供してきました。1959(昭和34)年に創刊した『週刊漫画サンデー』(2013年休刊)は、名だたる漫画家やクリエイターが作品を発表、看板作だった『静かなるドン』(新田たつおさん)はいまなお電子書籍で爆発的ヒットを続けています。近年では、NHKeテレでアニメ放送中の『ねこねこ日本史』(そにしけんじさん)が世代を超えて愛されているほか、『百貨店ワルツ』(マツオヒロミさん)、『Veil』(コテリさん)など、クリエイターの才能を発掘したユニークな作品を輩出しています。
また、ブロックチェーン技術を基にした「出版コンテンツの総合的な権利処理基盤の構築」(経産省助成)の実証実験を行うなど、積極的な先端技術の採用を進めています。
株式会社スケブは、創業より代表取締役1名のみでSkebの企画・開発・運営を行っていましたが、1名でのサービス維持が困難となる利用者増が継続しているため、このたび、株式会社実業之日本社による支援を受けて、Skeb事業の拡大と新たなクリエイター支援事業を推進します。
会社概要 〔敬称略〕
【株式会社スケブ】
◎設立:2017年8月1日
◎資本金:550万円
◎代表者:代表取締役社長 喜田 一成
◎所在地:東京都千代田区神田練塀町3番 富士ソフト秋葉原ビル12F
【株式会社実業之日本社】
◎設立:1897年6月10日
資本金:3,300万円
代表者:代表取締役社長 岩野 裕一
所在地:東京都港区南青山五丁目11番9号 レキシントン青山4F
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