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連載中から賛否両論の嵐!小林由香さん『イノセンス』が刊行 主人公のやったことは許されると思いますか?

小林由香さん著『イノセンス』(KADOKAWA)

小林由香さん著『イノセンス』(KADOKAWA)

小林由香さんの最新小説『イノセンス』が、KADOKAWAより刊行されました。

 

一度過ちをおかした人間は、 人を好きになってはいけないのだろうか

本書は、文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)での連載中から話題になり、「主人公・星吾のやったことは許されると思いますか?」というアンケートでは「許される55% 許されない45%」と賛否両論を巻き起こしました。

 
読者の方からは、

「作中の誹謗中傷と同じようなことが、現に起きていて、それが更なる事件、犠牲者を生んでいます。重いテーマの中に、生きやすくなるためのヒントを得ました」
「ニュースや週刊誌で事件を知り、騒ぎ立てる人々。何も知らない私たちの言葉が彼らを死に追い詰めることもある。こんなもやもやを、一筋の光のようにすっきりさせてくれた」
「終盤は怒涛の急展開で、まさに『どんでん返し』の連続。最後の最後まで、筆者に翻弄されるが、翻弄され甲斐のある、深みのある作品だと思う。」

…など、熱い感想が寄せられています。

話題作『ジャッジメント』の著者が放つ、哀しみと衝撃のミステリーです。

 
【あらすじ】

音海星吾は美術サークルに所属する大学生。中学生時代、不良に絡まれた星吾は、彼を助けようとして身代わりに刺された青年を見捨てて逃げてしまう。青年はその後死亡したため、星吾はネット社会を中心とした世間の誹謗中傷を浴び続ける。
大学入学後も星吾は心を閉ざして生きていたが、ある日、ホームから飛び降りようとした中年男性に「そんなに死にたいなら、夜にやってよ。朝やられると迷惑なんだ」と心無い言葉をぶつけてしまう。現場を目撃していた同じ大学の学生・紗椰にその言葉を批判されるが、それがきっかけで星吾は彼女と交流を持つようになる。星吾は心惹かれるようになった紗椰に思いを告げようとするが、自らの過去の重みのため、踏み出すことができない。コンビニのバイト仲間の吉田光輝、美術サークルの顧問・宇佐美ら周囲の人間との交流を通して、徐々に人間らしい心を取り戻しかける星吾。
そんななか、星吾を狙うように美術室の花瓶が投げ落とされ、さらに信号待ちの際、車道に突き飛ばされるという事件が起こる。星吾を襲う犯人の正体は? そして星吾の選択とは――。

一度過ちをおかした人間は、人を好きになってはいけないのだろうか。
魂を揺さぶるラストが待ち受ける、慟哭のサスペンス!

 
★「カドブンnote支店」発売を記念しほぼ全文試し読みを公開中!:https://note.com/kadobun_note/m/mea7c48e10275
★杉江松恋さんの書評「『イノセンス』好評連載中、罪と救済を描く小林由香の必読3作品」:https://kadobun.jp/feature/readings/p8j98ie3134w.html
★瀧井朝世さんの書評「世間からバッシングされた少年の、二転三転する心理ドラマ」:https://kadobun.jp/reviews/ckbt3cjnj2g4.html

 

著者プロフィール

著者の小林由香(こばやし・ゆか)さんは、1976年長野県生まれ。2006年伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞で審査員奨励賞、スタッフ賞を受賞。2008年第1回富士山・河口湖映画祭シナリオコンクールで審査委員長賞を受賞。

2011年「ジャッジメント」で第33回小説推理新人賞を受賞。2016年「サイレン」が第69回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に選ばれ、連作短編集『ジャッジメント』でデビュー。他の著書に『罪人が祈るとき』『救いの森』がある。

 

イノセンス
小林 由香 (著)

一度過ちをおかした人間は、 人を好きになってはいけないのだろうか。

【Innocence:[名]無罪、潔白】

中学生時代、不良に絡まれた音海星吾は、彼を助けようとして刺された青年を見捨てて逃げてしまう。青年は死亡し、星吾はSNSを中心に誹謗中傷を浴び続けた。大学入学後、紗椰と知り合ったことで、閉ざされていた星吾の心に、特別な感情が生まれるが――。

 
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