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「第40回日本SF大賞」最終候補作が決定 小川一水さん、伴名練さん、大森望さん・日下三蔵さん、酉島伝法さん、飛浩隆さんの計5作品

「第40回日本SF大賞」最終候補作が決定

「第40回日本SF大賞」最終候補作が決定

日本SF作家クラブは、第40回日本SF大賞の最終候補作を決定しました。

 

「第40回日本SF大賞」最終候補5作品が決定!

日本SF作家クラブ会員および一般のファンや読者がエントリーした作品の中から、日本SF作家クラブ会員の投票により、次の5作品が最終候補作となりました。

 
<「第40回日本SF大賞」最終候補作>

◎『天冥の標』全10巻(小川一水さん/早川書房)

◎『なめらかな世界と、その敵』(伴名練さん/早川書房)

◎『年刊日本SF傑作選』全12巻(大森望さん・日下三蔵さん編/東京創元社)

◎『宿借りの星』(酉島伝法さん/東京創元社)

◎『零號琴』(飛浩隆さん/早川書房)

 
なお、最終選考会は2020年2月下旬の予定です。選考委員は、池澤春菜さん、白井弓子さん、高槻真樹さん、森岡浩之さん、三雲岳斗さん。

 

日本SF大賞について

日本SF大賞は、日本SF作家クラブが1980年に創設し、主催している賞です。毎年9月1日から翌8月31日までの1年間に発表された作品を対象としています。

第34回より、候補作選出にあたって「エントリー制」を導入。日本SF作家クラブ会員だけでなく、一般のファンや読者も、同等の権利でエントリーに参加できます。

エントリーされた作品のなかから、日本SF作家クラブ会員の会員投票によって、5作品ほどの最終候補作品が選ばれます。そして、「選考委員の討議」により、最終候補作品のなかから日本SF大賞が決定します。

エントリーできる作品は「出版物や映像作品、および現実に起きた出来事や製品も含む」となっており、「はやぶさ帰還」などの出来事や、「ボーカロイド」「ASIMO」などの製品も対象となります。

エントリーの際の評価基準は、SFとしてすぐれた作品であり、「このあとからは、これがなかった以前の世界が想像できないような作品」や「SFの歴史に新たな側面を付け加えた作品」となります。

自薦・他薦は問わず、同人誌、インターネット上の活動、自主制作ゲーム・動画・音楽等、インディーズの作品全般もエントリーできます。

 

天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
小川 一水 (著)

西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープは入植300周年を迎えようとしていた。しかし臨時総督のユレイン三世は、地中深くに眠る植民船シェパード号の発電炉不調を理由に、植民地全域に配電制限などの弾圧を加えつつあった。そんな状況下、セナーセー市の医師カドムは、“海の一統”のアクリラから緊急の要請を受ける。街に謎の疫病が蔓延しているというのだが…小川一水が満を持して放つ全10巻の新シリーズ開幕篇。

なめらかな世界と、その敵
伴名 練 (著), 赤坂 アカ (イラスト)

いくつもの並行世界を行き来する少女たちの1度きりの青春を描いた表題作のほか、脳科学を題材として伊藤計劃『ハーモニー』にトリビュートを捧げる「美亜羽へ贈る拳銃」、ソ連とアメリカの超高度人工知能がせめぎあう改変歴史ドラマ「シンギュラリティ・ソヴィエト」、未曾有の災害に巻き込まれた新幹線の乗客たちをめぐる書き下ろし「ひかりより速く、ゆるやかに」など、卓抜した筆致と想像力で綴られる全6篇。SFへの限りない憧憬が生んだ奇跡の才能、初の傑作集が満を持して登場。

おうむの夢と操り人形 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
大森 望 (編集), 日下 三蔵 (編集)

日本SFの最前線を追う
年刊ベスト・アンソロジー、最終巻

2018年の日本SF短編の精華を収録。今年度版には円城塔、斉藤直子、坂永雄一、三方行成、柴田勝家、高野史緒、田中啓文、飛浩隆、西崎憲、長谷敏司、藤井太洋、古橋秀之、日高トモキチ、水見稜、宮内悠介、宮部みゆきの短編作品のほか、肋骨凹介、道満晴明による漫画も収録。巻末には第10回創元SF短編賞の受賞作と選評を掲載。編者二人による各作品解説や年間日本SF概況、短編推薦作リストなど解説記事も充実した、2018年の日本SFが一望できる年刊ベスト・アンソロジー。

宿借りの星 (創元日本SF叢書)
酉島 伝法 (著)

その惑星では、かつて人類を滅ぼした異形の殺戮生物たちが、縄張りのような国を築いて暮らしていた。罪を犯して祖国を追われたマガンダラは、放浪の末に辿り着いた土地で、滅ぼしたはずの“人間”たちによる壮大かつ恐ろしい企みを知る。それは惑星の運命を揺るがしかねないものだった。マガンダラは異種族の道連れとともに、戻ったら即処刑と言い渡されている祖国への潜入を試みる。『皆勤の徒』の著者、初長編。

零號琴
飛 浩隆 (著)

はるかな未来、特種楽器技芸士のセルジゥ・トロムボノクと相棒シェリュバンは、大富豪のパウル・フェアフーフェンの誘いで惑星“美縟”に赴く。そこでは首都“磐記”全体に配置された古の巨大楽器“美玉鐘”の500年ぶりの再建を記念し、全住民参加の假面劇が演じられようとしていた。やがて来たる上演の夜、秘曲“零號琴”が暴露する美縟の真実とは? 飛浩隆、16年ぶりとなる第二長篇。

 
【関連】
第40回日本SF大賞・最終候補作が決定しました! – SFWJ:日本SF大賞

 


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