【訃報】漫画家で手塚治虫さんの元チーフアシスタント・福元一義さん死去 今年9月に亡くなっていたことが分かる
漫画家・手塚治虫さんの元担当編集で、自身も漫画家として作品を発表してきた福元一義さんが今年の9月に亡くなっていたことが分かりました。鹿児島県出身。85歳でした。
福元一義さんは、1952年に少年画報社に入社。編集者として、手塚治虫さん、福井英一さんなどを担当する一方、自身でも漫画を発表するようになる。1955年に作品制作に専念するため退社するも、1965年には『マグマ大使』で手塚治虫さんのアシスタントになり、1970年には手塚プロダクションに正式入社しました。手塚さんが亡くなるまでチーフアシスタントを務めました。
著書に、『鋼鉄の巨人』『怪獣博士』『猿人ジゴラ』などの漫画作品のほか、2009年には、手塚さんをチーフアシスタントの立場から見つめた随筆『手塚先生、締め切り過ぎてます!』(集英社新書)を出版しています。
手塚治虫さんの長女・手塚るみ子さんは11月21日のTwitterに、
今日の朝会議で、手塚の元チーフアシスタントだった福元一義さんが今年亡くなられていた事を知る。松谷社長はじめ社員の誰も知らせを受けてなくて最近ご遺族からの喪中葉書で解ったとか。少し前まで取材も受けていらしたのに…。また一人生身の手塚治虫を語れる方がいなくなってしまいました。合掌。
と投稿されています。
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▼手塚プロダクション
▼手塚るみ子さん Twitter