乙一さんが4年ぶりの新作&2020年1月公開の自身監督映画の原作小説『小説 シライサン』を刊行 コミカライズ版も刊行へ
『GOTH リストカット事件』や『失はれる物語』で知られる乙一さんの4年ぶりの書き下ろし長編小説『小説 シライサン』が、KADOKAWAより刊行されました。
乙一さん4年ぶりの新作は、自身監督作品の原作小説!
乙一さんは、1996年に『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説大賞を受賞し小説家デビュー。2003年には『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞しました。
「乙一」以外の名義でも小説や脚本、映画を発表してきた著者が、4年ぶりに乙一名義で書き下ろした完全新作が『小説 シライサン』です。
本書は、2020年1月10日(金)に公開される、自身の初長編映画監督作品(「安達寛高」名義)『シライサン』の原作小説であり、とある怪談話を聞いた人間に怪異が襲い来るノンストップホラーです。
また、オリジナルストーリーのコミカライズ版『シライサン ~オカルト女子高生の青い春~』(原案:乙一さん、漫画:崇山祟さん/扶桑社)も11月28日(木)に発売決定。小説、映画、漫画と様々なかたちで、乙一ワールドが展開されます。
<映画『シライサン』さんについて> ※敬称略
◎出演:飯豊まりえ、稲葉友、忍成修吾、谷村美月、染谷将太、江野沢愛美 ほか
◎監督・脚本:安達寛高(乙一)
◎配給:松竹メディア事業部
◎公開:2020年1月10日(金) 全国公開
◎公式HP:https://shiraisan.jp
(c) 2020松竹株式会社
<『小説 シライサン』あらすじ>
「お二人は……呪われました」
親友の香奈の変死を目撃した女子大生・瑞紀の前に現れたのは、同じように弟の和人を亡くした青年・春男だった。
何かに怯え、眼球を破裂させて死んだ二人の死の真相を探るべく、富田詠子という女性のもとを訪れた瑞紀と春男は、詠子からとある怪談話を聞く。それは異様に大きな目の女が、追いかけてくるというものだった。
怪談に出てくる女の名前を頑なに口にしなかった詠子だったが、ひょんなことからその名を瑞紀たちに伝えてしまう。それから瑞紀たちの周囲にも怪異が起き始めて……。
【書誌情報】
◎著:乙一さん
◎定価:本体640円+税
◎レーベル名:角川文庫
◎発行:株式会社KADOKAWA
コミカライズ版『シライサン ~オカルト女子高生の青い春~』について
【あらすじ】
オカルト趣味だけが生きがいの、“空気”のように目立たない女子高生トリコは、いつもの古書店で一冊の本を手に取った。
そこに書かれていた“目隠し村”の伝承のとりこになった彼女は翌日、同じクラスの男女グループに伝承をベースにした怪談話を披露。
すると後日、話を聞いた男女が次々と“眼球破裂”という謎の死を遂げていく。
トリコは急遽オカルト部を結成し、目隠し村の呪いに立ち向かおうとするが……。
【書誌情報】
◎原案:乙一さん/漫画:崇山 祟さん
◎発売日:2019年11月28日(木)
◎定価:本体900円+税
◎発行:扶桑社
乙一さん プロフィール
著者の乙一(おついち)さんは、1978年福岡県生まれ。1996年「夏と花火と私の死体」で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション対象を受賞し、デビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『ZOO』『平面いぬ。』『失はれる物語』『銃とチョコレート』など多数。
小説 シライサン (角川文庫) 乙 一 (著) 乙一4年ぶりの最新作&映画原作! その怪談を聞いた人間は――呪われる。 親友の変死を目撃した女子大生・瑞紀の前に現れたのは、同じように弟を亡くした青年・春男だった。何かに怯え、眼球を破裂させて死んだ二人。彼らに共通していたのはある温泉旅館で怪談を聞いたことだった。 |
シライサン ~オカルト女子高生の青い春~ 原案/乙一 (著), 漫画/崇山 祟 (イラスト) ホラーSF漫画『恐怖の口が目女』が大きな話題を読んだ漫画家・崇山祟(たかやまたたり)が、 今度はホラー映画『シライサン』のコミカライズに挑む! *画像は制作中のものです。 |
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